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雑司が谷散人の街道遊歩 0669

京街道 3日目-10 2019.1.13

今市交差点から左へ入ると、今市商店街。
このあたりは古来から古市の郷名があったが、これに対しての京街道沿いの物資集散の地として、今市の地名が生じたという。

今市商店街

今市交差点を過ぎると、京街道は旧道が国道1号左手に分かれる。
足元には今市から京橋へかけての明治期の地図が彫られた「京かいどう」のレリーフ。

「京かいどう」レリーフ

今市の京街道旧道は、千林へ。
旧千林村の場所で、古くは森林地帯だったのだろうか。
「瀬林」から転訛した地名とも。

千林

千林から森小路への商店街となる京街道旧道。
大阪の下町の賑わいが色濃く残る街並み。
千林の代名詞「角屋」はアイスモナカで人気。

千林から森小路へ

京街道旧道は森小路の商店街へ。
千林と同様、古くは森林地帯に小道が通っていたのだろう。

森小路

京街道旧道は森小路の商店街を抜けると、阪神高速守口線の高架下を流れる城北川の古市橋へ。
古市の地名がここに残る。
城北川は昭和10〜15年に開削された城北運河で、橋もこのときに架けられたもの。

古市橋

京街道旧道は国道1号関目5丁目交差点へ。
角に京街道の標柱が立つ。
古く、このあたりに見張りの関を置いたとされる地名だが、大阪城に近付くこの先の京街道の道筋は、秀吉が城の防備のために道をくねくねと曲げさせたといわれ、「七曲り」と呼ばれた。

関目5丁目交差点

この後、京阪電車関目駅にて京街道3日目を終了。
次回はいよいよ大阪高麗橋を目指す。

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