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雑司が谷散人の街道遊歩 0639

中山道 1日目-13 2018.12.29

志村一里塚に近づく国道17号。
右手の一里塚手前に、齋藤商店。
明治20年創業の原木商。
今は竹製品が多い。
建物は昭和8年築。

齋藤商店

国道17号は志村一里塚へ。
日本橋から2里目。
左右の塚がほぼ往時のままの姿で残されている貴重な事例。
もともと道の際から離れて塚があったのが幸いし、昭和8年から始まった道路拡張でも、そのままの位置で残ることができたという。

志村一里塚

志村一里塚にある国指定史跡の碑。
この碑そのものが古そうだが、志村一里塚の史跡指定は大正11年。
同時に史跡指定された一里塚は、日光御成道の西ヶ原一里塚(東京都北区)、日光街道の小金井一里塚(栃木県下野市)、東海道の錦田一里塚(静岡県三島市)。

志村一里塚

志村坂上交差点から、中山道旧道が国道17号から左へ分かれる。
この先は清水坂。

志村坂上からの旧道

志村の旧道に入ると、すぐ右手にブロック塀に守られた青面金剛の庚申塔。
この辺りで分岐した日光御成道岩淵宿への道標を兼ねたといわれ、側面には川口方面を指す文字が刻まれているという。

青面金剛の庚申塔

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