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雑司が谷散人の街道遊歩 0698

美濃路 1日目-10 2019.3.3

橋詰神社前を過ぎると、美濃路旧道はまもなく東海道線と新幹線の線路下をくぐる。
JRのプレートには「名古屋街道架道橋」とある。

名古屋街道架道橋

西枇杷島地区を西へ進む美濃路旧道。
このあたりは道沿いに市が立ち、問屋街として発展した場所で、今も問屋町の地名が残る。

西枇杷島

美濃路旧道右手に六軒神社。
枇杷島橋から西の旧道沿いには、橋詰神社、六軒神社、松原神社の3つの天王社があり、享和2年から祭礼の山車が出るようになった。
祭礼は今も西枇杷島まつりとして受け継がれている。

六軒神社

西枇杷島の美濃路沿いに立った市は、下小田井の市と呼ばれ、名古屋城下へ販売する青物の集積地として賑わった。
この市の創始者の一人が山田九左衛門で、その居宅を移築、復元した問屋記念館が、旧道右手にある。

問屋記念館

日本三大市場のひとつといわれた、下小田井の市を支えた山田家。
復元されている建物は明治期のもので、江戸期からの青物問屋の様子を受け継ぐ姿を伝えている。

山田家

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