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雑司が谷散人の街道遊歩 0806

美濃路 3日目-04 2019.6.8

足近小学校入口の先で、美濃路旧道は土地改良により消滅。
広大な水田地帯の中、県道を進むと、阿遅加神社の参道。
阿遅加の読みは「アヂカ」で、地名の足近に通じる。

阿遅加神社の参道

坂井の集落で美濃路旧道が再び姿を見せ、その先の境川の土手へと上がっていく。

境川の土手へ

境川の土手に上がると、ここにも「親鸞聖人御舊跡」と刻まれた西方寺道標。
境川の土手を東へ向かえば、西方寺。

西方寺道標

境川左岸の土手上を進む美濃路旧道。
境川は今は長良川の支流だが、古くは下流部が木曽川の本流で、美濃と尾張の国境だったことからその名がある。
木曽川の流路が変わって以降は、右岸の厚見郡と左岸の羽栗郡の境となっていた。

境川

美濃路旧道は境川土手上の東小熊地区を進む。
境川が木曽川本流の頃は、ここは尾張国葉栗郡だったが、天正14年の木曽川大洪水で流路が変わると、秀吉の命で天正17年に新たな木曽川が国境となり、ここは美濃国羽栗郡と改称された。

東小熊

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