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雑司が谷散人の街道遊歩 0700

美濃路 1日目-12 2019.3.3

新川に近づく美濃路旧道。
このあたりには土器野の地名がある。
土器野は尾張藩の刑場があった場所。
跡地は美濃路沿いの瑞正寺裏手、名鉄新川橋駅の東側あたり。

土器野

美濃路旧道右手に、古民家再生の「飴茶庵」。
かつてこの商店街にあった駄菓子屋を再現したものという。
そしてこの建物にも屋根神様。
西枇杷島から新川にかけての美濃路沿いでも、以前はいくつもの屋根神様が見られたというが、今は先ほどの一休庵とここのみという。

飴茶庵

美濃路旧道は新川を渡る新川橋へ。
新川は江戸期に開削された人工河川。
2017年11月に歩いた津島街道は、この橋の西詰で美濃路から分岐。

新川橋

新川橋西詰の小公園に、旧新川橋の親柱と津島街道との分岐を示す道標が保存されている。
常夜燈タイプの大きな親柱は、清洲越し前の清洲五条橋の欄間親柱を利用したものという。
津島街道は小公園前を左へ、美濃路は直進。

旧新川橋親柱と津島街道道標

美濃路旧道右手に須佐之男社。
このあたりから須ヶ口の商店街に入る。

須佐之男社

美濃路旧道に旗本バス停。
清洲城下が近いことを実感する地名。
近くには桶狭間の戦いで敗れた今川義元の首を晒したという今川塚があったという。

旗本

この先を右へ曲がると、名鉄須ヶ口駅。
美濃路の旅1日目は須ヶ口駅で終了。

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