雑司が谷散人の街道遊歩 0739
中山道 5日目-01 2019.4.24
埼玉県を北上中の中山道の旅、5日目は深谷宿から。
JR深谷駅前から中山道旧道へ。
蔵を改造した住宅の奥に見えるのは、蔵元藤橋藤三郎商店の煉瓦煙突。
創業嘉永元年。
中山道旧道右手に、飯島本陣跡の案内板。
今は印刷所となっている飯島家には、上段の間や次の間などが現存という。
中山道旧道右手に「七ツ梅」の看板を掲げた蔵造りの建物は、七ツ梅酒造跡。
「七ツ梅」は田中藤左衛門商店の清酒の銘柄。
平成16年に廃業したが、その後も跡地は様々な店舗、コミュニティ施設、映画館(深谷シネマ)などに使われている。
「七ツ梅」とは、七ッ時(午前4時頃)に梅の香りが最も立ち昇ることからの命名。
中山道旧道に面した主屋は、昭和8年築。
同6年の深谷地震後に建て替えられたものと思われる。
煉瓦の煙突も現存。
銘酒「七ツ梅」は江戸城大奥の御膳酒として愛飲され、「剣菱」「男山」「七ツ梅」と並び称された三大銘柄。
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