見出し画像

雑司が谷散人の街道遊歩 0519

津久井往還 1日目-05 2018.10.10

県道3号藤の木交差点の先で、津久井往還旧道が左へ分かれる。
すぐ右手に茅葺の立派な古民家があるのは、築150年という可喜庵。
イベントスペースなどとして使われている様子。

可喜庵

鶴川駅前にほんの少し残る旧道へ入ると、右手に鬱蒼とした木立の残る一画がある。
「神蔵宗家」の標柱の通り、神蔵盛清が小田原北条氏の許しで城を築いた場所。
かつては鍼灸院として知られた家で、その庭は香山園と呼ばれて、美術館もあったが、数年前に閉園。

香山園跡

鶴川の津久井往還は、鶴川街道の名で呼ばれ、所々に旧道が部分的に残る。
鶴川駅から大蔵町方面へ向かう道筋は、鶴見川左岸の低地で、鶴川の地名も鶴見川によるもの。

鶴川

鶴川街道大蔵交差点を右へ入ると、すぐに津久井往還旧道が右へ分かれる。
大蔵の地名は鎌倉期にこの地に住んだという大蔵三郎竹高という人物に因むとか。

大蔵

大蔵の津久井往還旧道は、かつての井の花の集落へ。

井の花

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?