見出し画像

雑司が谷散人の街道遊歩 0125

矢倉沢往還 4日目-04 2017.5.5

県道40号となった大山道こと矢倉沢往還は、小田急海老名駅南側の繁華街を東西に抜け、跨線橋で小田急線を越える。
正面には大山と丹沢の山々。
大山道の目的地が近づいてきた。

海老名

小田急線の跨線橋を越えると、周囲は田畑の広がるのどかな田園風景となるが、地図を見ると碁盤の目状のきれいな方形の畦道になっていることがよく分かる。
大山道を横切る用水路には一大縄の地名。
古代の条里制に由来する地名と思われ、一大縄から五大縄までの地名が残っているという。

一大繩

大山を正面に見据えながら県道40号を進む。
ここは3つの県道が重複する区間。
県道の標識がまるで串団子のよう。
相模川に突き当たる手前、県道は左にカーブするが、大山道は直進。

河原口

相模川左岸の河原口地区に入る大山道。
旧道は何度か右に左に折れ曲がる。
故に古くからこの辺りを七曲と呼んだという。
まもなく相模川を越える厚木の渡し場となる。

七曲

大山道旧道の七曲。何度か曲がるうちに、道を間違えてやしないか不安になるが、よく見るとちゃんと道標が佇んでいたりする。
道標の左は木の街路灯柱。

七曲

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?