雑司が谷散人の街道遊歩 0869
伊勢街道 1日目-06 2019.7.24
伊勢街道旧道は北玉垣町の先で鉤形に曲がるが、そこに丸みを帯びた自然石の道標。
文化4年のもので「右さんぐう道」と刻まれている。
伊勢街道旧道は西玉垣町へ。
このあたりも古い家並みが残る。
伊勢街道旧道は国道23号西玉垣町交差点の東側で、南から東へと直角に曲がる。
その角にも道標が立つ。
元治2年のもので「左さんぐう道」と刻まれている。
伊勢街道旧道左手の鳥居は、彌都加伎神社。
玉垣の地に「瑞牆」にも通じる名の社。
古くはこの地を瑞籬村と呼んだという。
土御前(はじのみやしろ)とも呼ばれ、陶器や粘土、左官など、土に携わる職人の崇敬を集めたという。
伊勢街道旧道は江島地区に入り、近鉄線の踏切を渡ると、左手に北の端六体地蔵がある。
「北の端」とは、この先の白子宿に続く集落の北の外れを指し、江戸期には少し海寄りの須原の地にあった地蔵が、明治23年にこの地へ移されたものという。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?