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雑司が谷散人の街道遊歩 0763

中山道 6日目-16 2019.4.29

板鼻宿交差点に、板鼻町道路元標が残る。
板鼻町は明治22年に成立。
昭和30年に原市町、磯部町などと合併し、安中町となる。

板鼻町道路元標

中山道旧道右手の板鼻公民館の敷地が、木島本陣跡。
昭和初期までは建物が残っていたという。

木島本陣跡

板鼻宿の中山道旧道に並行して流れる板鼻堰。
この先の碓氷川と九十九川との合流点付近から取水し、板鼻から豊岡町を経て烏川に至る用水路で、慶長年間に開削されたものという。
往時は洗濯や野菜を洗うなどの生活用水。

板鼻堰

中山道旧道右手に、鷹巣神社の標柱の立つ一画。
鷹巣神社は碓氷川を見下ろす鷹巣山の崖の上に鎮座した板鼻の鎮守。
今は社殿が失われ、石宮などが残るのみという。

鷹巣神社の標柱

板鼻宿を抜け、中山道旧道は碓氷川を渡る鷹之巣橋へ。
往時は徒歩(かち)渡しで、九十九川との合流点に近いこの地は水量も多く、少しの雨でも度々川止めになり、中山道の難所のひとつとされた。

碓氷川

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