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雑司が谷散人の街道遊歩 0814

美濃路 3日目-12 2019.6.8

伝馬町交差点を過ぎると、美濃路は伝馬町通りとなり、大垣宿の名古屋方入口となっていた東総門へ通じる道筋となる。

伝馬町通り

大垣は大垣八幡神社の祭礼「大垣祭」で知られる。
起源は正保5年といわれ、13両の「軕」が市内を練り歩くが、美濃路の伝馬町には、そのうちの「松竹軕」「恵比須軕」の軕庫がある。
「松竹軕」は旧大垣十ヶ町の軕、「恵比須軕」は藩主の下賜した「三両軕」のひとつ。

「松竹軕」「恵比須軕」の軕庫

伝馬町通り右手に、武内酒造。
地下水の豊富な大垣は酒造りに適した土地柄といわれ、武内酒造は延享元年の創業。

武内酒造

武内酒造の少し先が、大垣宿の名古屋方入口だった東総門跡。
大垣宿は城下町でもあり、ここは名古屋口門と呼ばれ、堀を渡る橋があり、有事の際は外部との交通が遮断できるようになっていた。
平時の通行も、明け六つから暮れ六つまで。

大垣宿東総門跡

美濃路は東総門跡を南へ折れるが、すぐ脇をかつての大垣城外堀、水門川が流れる。
水の都大垣の主役となる水の流れ。

水門川

いよいよ大垣の中心部に入るところではあるが、そこは次回のお楽しみとして、水門川沿いを歩いて大垣駅へ向かう。
美濃路の旅3日目を終了。

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