雑司が谷散人の街道遊歩 0502
東海道 25日目-12 2018.9.19
国道1号から北西に分かれる東海道旧道は、野洲川へと向かう。
江戸期の東海道は野洲川を松尾の渡しで渡ったが、明治12年に南側の白川に歌声橋が架かり、東海道のルートが変更された。
松尾の渡しへの旧道は三年坂と呼ばれ、馬頭観音の祠などがある。
東海道旧道は野洲川手前で途切れる。
この先に松尾の渡し。
夏は徒歩渡し、冬は仮橋が架かったという。
野洲川の対岸、松尾の渡し跡地からの道は畑地の間を抜ける小径として残る。
かつては灰俵坂と呼ばれたという。
野洲川対岸の小径が松尾バス停前に上がってくる場所に、小さな馬子唄碑。
ここが東海道旧道であることを示す。
東海道旧道は茶畑の間を進むが、やがて右手には甲可日雲宮の森。
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