見出し画像

雑司が谷散人の街道遊歩 0721

暗越奈良街道 1日目-04 2019.3.20

暗越奈良街道旧道右手に、矢田地蔵尊の祠。
地蔵の下部と側面が道標になっているようで、「従是二リ松原 一リ余くらがり峠 一里余小瀬 一リ矢田山」と刻まれ、大和郡山の矢田寺への里程が示されているという。

矢田地蔵尊

玉津交差点で長堀通を渡ると、暗越奈良街道旧道はさらに東へ。
左手に明治35年の道標が立ち、高麗橋の元標から一里の距離を示している。

高麗橋から一里

暗越奈良街道旧道は、玉津橋で平野川を渡る。
江戸期、この付近は平野川、猫間川の水運が盛んで、玉津とは玉造の港の意。
橋は江戸初期の頃には架けられていたという。
平野川は大阪城東側へ回り込む外濠としても機能した川。

平野川

暗越奈良街道旧道は、玉津橋を渡ると右へ折れる。
正面の店舗前に街道の標柱。

玉津橋付近

大今里西の暗越奈良街道旧道を進むと、左手に小さな公園のような一角があり、街道の地図の入ったレリーフの碑が立つ。
手前の「南無妙法蓮華経法界」とある標柱は、常善寺への道標。

常善寺道標

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?