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雑司が谷散人の街道遊歩 0743

中山道 5日目-05 2019.4.24

防火水槽の標識の下に、中山道旧道を示す案内板とともに「百庚申直進」とある。
百庚申はこの先の八坂神社にある庚申塔群。

百庚申付近

住宅街の中山道旧道は、右へ。
ここは少しわかりにくい場所だが、住民の方の自作だろうか、上州方面を示す手書き看板がありがたい。

中山道の手書き看板

中山道旧道は豊見坂の下りへ。
昔ながらの道幅が残る、貴重な旧道区間。

豊見坂

中山道旧道左手に八坂神社を見ながら進むと、多数の庚申塔が立ち並ぶ一画が。
これらは百庚申と呼ばれ、庚申の年と重なった万延元年にこの地の有志により立てられたという。
幕末が近づく当時の政情不安を現しているようにも見える。

百庚申

中山道旧道は国道17号バイパスを渡ると、小山川の滝岡橋へ。
橋の名は小山川左岸の滝瀬と右岸の岡地区を結ぶことに因む。
昭和3年の架橋で、それ以前は明治34年からの木橋があり、江戸期はやや上流側に渡船があった。

滝岡橋

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