歌詞の一部で検索して曲名を当ててもらう

まえがき

これはゆかりっく Advent Calendar 2023の4日目の記事です。
前日は、ざらめさんの「王国民になったよ」でした。10年ごしでファンクラブに入ったんですねー。自分の場合は、鳩が読みたかったから入りました。私はゆかりんはラジオきっかけなんで、何が契機だったかもう覚えてないです。

こんにちは。ぞりお(@__zorio__)といいます。
先日、何気なく歌詞の一部を入力して検索したら、歌詞が検索結果に出てくるだけでなく、AIが生成する概要のところで「(歌詞)」は田村ゆかりの「(曲名)」の歌詞ですって出てきました。
これがなかなか面白かったので、いろいろ試してみました。うまくいったものを紹介します。

前提

Google検索のSGEという機能を使用しています。試してみたい方は、次のGoogle公式ブログ記事を参照してください。デスクトップ版のChromeかモバイルならGoogle検索アプリが必要です。
https://japan.googleblog.com/2023/08/search-sge.html?m=1

ルール

・歌詞を調べたり曲を聞いたりしない。あくまで自分が記憶しているフレーズだけ使う
・曲のタイトルや歌詞の最初の部分は使わない

うまくいった例

Altoemionから

※すいません。最初から自分で作ったルールを破ってますけど、このアルバムの歌詞はまだ覚えていなくて調べながら試しました。

貴方で息を継いでまた沈んでいく身体

「貴方で息を継いでまた沈んでいく身体」は、田村ゆかりの楽曲「金魚」の歌詞です。

ここの歌詞、水に沈んでいく心象風景が目に浮かぶようです。貴方と別れる時、これからの自分は息が出来ないまま水の中に沈んでいくようだと感じているのかと思うと、どれほど別れがたいのかと想像してしまいます。

他には「どうか掬い上げて」「いつでも手放せるように曝してきた命」でも出てきました。「いつでも手放せるように」なんて悲しいことを言わないでほしいですね。もっと自分を大事にしてほしいと思ってしまいます。好きになった人がそこまで自分の全部になってしまうのって、まるでそれ以外の自分が何もないみたいじゃないですか。

「金魚」を聴くと、自分の命を投げ出すぐらいの勢いで誰かを愛する目線にそのまま感情移入する気持ちもありつつ、こんなに全存在をかけて愛されて受け止めきれるのかなって、愛される側の目線で怯んでしまう気持ちにもなります。

片付かない思いと大切な空っぽ

「片付かない思いと大切な空っぽ」は、田村ゆかりの楽曲「夢のあと」の歌詞です。

大人のゆかりちゃん祭りのとき、この曲についてMCで聞いて、家に帰ってからradikoで聴きなおした時、心に残った歌詞がここです。まさにその時に自分が感じていたことを言葉にしてもらったように感じました。
心がザワザワしてどう扱っていいか分からない気持ち、さっきまであった大切なものがなくなってしまって穴が空いたような気持ちをうまく言葉にして、そしてこの穴が大切なんだって言ってもらえたように感じました。

「朝に溶けた後に瞬く星のように輝く記憶」でも出てきます。大切な思い出を、こんなに美しい言葉にしてもらって嬉しく思いました。

生きられない理由を全部平らげたって

「生きられない理由を全部平らげたって」は、田村ゆかりの楽曲「スーパーノヴァ」の歌詞です。

私はまだ大事な人と死別した経験はないので、基本的には想像なんですけど。
その人なしではもう生きていけないってどんなに思っても、それだけで一緒に消えてしまうことは出来なくて、呼吸することは止めらないし、きっとおなかも減りますよね。その人のいない人生を歩んでいかなくてはいけないという現実と向き合わざるを得ないというような、ある種の諦観を表現してるんだと思います。

I love の横に未だ居て」でも出てきます。この歌詞も美しいですね。こんな風に表現できるんだって思いました。

くれなかったさよならを頂戴」もあります。お別れを言う機会がなかったんでしょうね。実際、よく物語に出てくるように、死期を悟ってお別れを言うような機会なんて、なかなかないんだろうと思います。
ちょっと前までのブルーピリオドのエピソードでは、大切な友人の突然の死をどう受け入れるかというのが主題の一つでした。八雲が辿り着いた答えも、この曲と同じような気がします。

(アフタヌーン2023年11月号43ページより)

今までの曲から

残った陽だまりみたいな

「残った陽だまりみたいな」は、田村ゆかりの楽曲「Sunny Spot」の歌詞です。

「欠けて砕けて残った陽だまりみたいな」っていう歌詞が、陽だまりをそんな風に思ったことがなかったので、とても印象的でした。「行間」「陽だまりみたいな言葉」「封を切らないまま重ねた思い」って、ずーっと見てないことにしてたアレだよアレみたいに続けて、最後にCメロで観念したみたいに「所謂 愛してる」って来るのが最高に好きです。

先日のファンクラブイベントで、初めてライブで聴けました。どんな顔で歌うんだろうなってずっと思ってたんです。笑顔かな、それとも照れたみたいに無表情かなって。けど、その時になったら聴けたことに感激してあんまり表情まで追えていませんでした。次はいつ聴けるかなー。

街はパレード音符に

「街はパレード 音符につられて」は、田村ゆかりの楽曲「Fanfare」の歌詞です。

with me?のセトリの一曲めです。曲中に時々出てくる「雨」はコロナの隠喩だと思うので、AFTの時と自然と比べてしまうんですけど、AFTの時の閑散とした街並みを思うと、with me?ではどこも賑わっていましたね。そういえば、神戸公演の日なんか本当にパレードでした。

奇跡より約束が好き

「奇跡より約束が好き」は、田村ゆかりの楽曲「W;Wonder tale」の歌詞です。

何かのMCでゆかりさんが好きだと言ってました。幸運とか偶然よりも、他の誰かが自分のために何かをしてくれると約束してくれたことの方に価値を感じる、というような意味なのかなと思っています。逆の考え方としては、幸運の方に「運命」とか「神様に愛されている」みたいなものを感じて、そっちこそより貴重だというような考え方もあるとは思います。でも、夏川真涼はそういうタイプじゃないし、ゆかりさんもそこに共感するところがあるのかなと思います。

光が咲いたんだよ

「光が咲いたんだよ」は、田村ゆかりの楽曲「花火」の歌詞です。

花火はAFTのセットリストの中でもある種のクライマックスだったように感じています。ちょうど歌詞のここのところで、光が咲いたみたいな照明の中に包まれたような思い出があります。でも、AFTの映像を見ても、あの時あの場で感じたようには感じられないんですよね。本当にライブの感動はその場でしか味わえませんね。

わざと忘れてきた片方の靴

「わざと忘れてきた片方の靴」は、田村ゆかりの楽曲「ガラスの靴にMoonglow」の歌詞です。

ここのフレーズが耳に残ったのは、AFTのどこかの地方公演の時、羽田に向かうリムジンバスの中です。セットリストに合わせたプレイリストを聴いていて、それまでにも何度もライブで聴いていたのに、なぜだか不意にこの時初めて自分の中に入ってきて、「そうか、また会いたくてわざと忘れて行ったのか。めっちゃかわいいな、それ。でも、それでも本当に自分のことを探そうって思ってくれるのか、ちゃんと見つけてくれるのか、すごい不安だったんじゃないかな。それとも、きっと私に会いたいと思って、私を見つけてくれるはずって確信してたのかな」って思いました。

幻じゃない夢を見てもいいですか

「幻じゃない夢を見てもいいですか」は、田村ゆかりの楽曲「Everlasting Voice」の歌詞です。

この歌の歌詞はどこをどう取っても心を揺さぶられますね。きっと特徴的ではないだろうなと思って検索しなかったんですけど、その前の「夜風が吹いてくる」も好きです。最初に聞いた時は、何で急に夜風が吹いてくるのか疑問でした。今は、そうやってその人のことを思っている時の、現実の自分を表してるのかな、と思っています。寒い夜道を一人で歩いているんです。きっと孤独なんです。自分が感じている彼女とのつながりは、きっと幻想でしかないと本当は分かっているけど、それが本物だっていう夢を見ていたい。直接触れ合える距離にいる人に対して、そんな理想を押し付けることはできないでしょうけど、手を伸ばしても届かない距離にいるから夢を見ていられる、ということなのかな、と思っています。

いやもちろん、ぜんっぜん違うかもしれないんですけどね。

メロディよ貴方のもとへ飛べ

「メロディよ貴方の元へ飛べ」は、田村ゆかりの楽曲「Tremolo Mellow」の歌詞です。

あいことば。で一番好きな曲です。AFT初日の大宮で聴いた時が忘れられません。ステージ上のゆかりさんと合わせてペンライトを持った右手を突き上げる瞬間が本当に好きです。なぜ、と聞かれても説明できないんだけど、あの瞬間は誇らしい気分になります。

飲みに行った時に誰かから聞いて自分も真似するようになったことですが、「貴方のもとへ」のところでステージ上のゆかりさんを指し、「飛べ」で上を指すっていうようにしています。

あなたの最後の内緒になりたい

「あなたの最後の内緒になりたい」は、田村ゆかりの楽曲「ケセラセラ」の歌詞です。

ケセラセラで一番印象的なフレーズはここだと思います。ライブではここで上手か下手の最前列の誰かの眼の前でしゃがみこんで歌ってくれるんですよね。僕もいつかその「最後の内緒」になりたい。

ケセラセラ、僕はすごく好きなんですけど、正直、ちょっと歌詞の意味は分からないんですよね。なんで「内緒」なんでしょうね。普通、彼女にしろ奥さんにしろ、内緒ではないですよね。そういうのがすでにいる人の「内緒の」誰かってことなのかな。本当に?

同じ海の色もあなたとなら違う

「同じ海の色もあなたとなら違う」は、田村ゆかりの楽曲「Bejewel Escape」の歌詞です。

with me?で石川、北海道、横須賀と海を見る機会が何度もありました。ツアーが進むにつれて歌詞に思い出が積み重なっていく感じが良かったですね。札幌公演のあとに何人かで余市に観光に行って、その時に見た海は忘れられません。楽しかったな。

うまく行かなかった例

半分くらい涙でできている

半分くらい涙でできているのは、先天性鼻涙管狭窄症という病気です。

そういう病気があるんですね。恋だけじゃないみたいですよ。

君を守るよいつだって

「君を守るよいつだって」という歌詞は、次の楽曲に含まれています。 DIAMOND DOGS の「キミオモウトキ」 田村ゆかり の「君をつれて」 TEE の「オンリーワン」

「君をつれて」の一節。ゆかりさんが何かのMCで、何の根拠もなく君を守るとか言われてもピンと来ないと思ってたんだけど、コロナの期間を経て、何の根拠もないのに僕が君を守るよって言ってくれるのも嬉しいなって思うようになった、みたいな事を言っていた気がします。内容的にMeet Meの初日かなと思うんですが、映像化されてない方の日だったから確認できませんでした。

ゆかりさんは、言われる側の目線ですけど、私は言う側に感情移入してこの曲を聴いています。ゆかりさんが言う通り、何の根拠も手にしていないのに、きっと自分だって不安なのに、精一杯の勇気を振り絞って相手を勇気付けようとしてる感じが好きです。根拠はこの子の覚悟だよ。

ゆかりのことだけ好きだよずっと

「ゆかりのことだけ好きだよずっと」は、田村ゆかりさんの楽曲「あのね Love me Do」の歌詞です。

歌詞ではなくコールを入れたらどうなるのかなと思って試してみたら、歌詞だと思われてました。通常の検索結果の一番上がコールを紹介してるサイトで、まあここだけ見たら歌詞の一部だと判定するんでしょうね。あと多分、コールという概念が理解されていないようです。元の歌詞にない文章を客が勝手に付け足してるとか、普通思わないですよね。

って思ってたんですけど、しばらくたってやり直したら直ってました。結果の下のサムズダウンのアイコンのとこから、間違ってますってフィードバック書いたんですけど、それが反映されたのかな。

「ゆかりのことだけ好きだよずっと」は、田村ゆかりさんの楽曲「あのね Love me Do」の最後のコールです。
直ってた

おわりに

最初は、ちょっと面白いなというぐらいの感じだったんですけど、いろいろ遊んでいるうちに印象が変わってきました。
自分がステキだなと思ったフレーズが、ゆかりさんのその曲にしか出てこない、この短いフレーズだけでゆかりさんのこの曲だって分かる言葉なのだと分かるのは、なかなか楽しい発見でした。

明日は日向修二さんの「王国民保護者会参加レポ」です。
子供が小さいうちは趣味と両立させるのは難しいですよね。僕も下の子が小学校に上がるまでは、日帰りのライブにしか参加できませんでした。


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