見出し画像

omamori

最近VOGUEのWhat's in my bag?を
見るのにはまっている
来るはずのない自分のカバンの中身紹介を思い浮かべ
どんなふうに紹介しようか、とワクワク自分のカバンを
ひっくり返すと、「お守り」がたくさん入っていることに気付いた

真ん中に折り鶴が貼られた母さんからのお守り

高校受験の日に、私が余りに不安がるからくれた
いわゆる「お守り」だ。
桜柄の小さなメモ用紙に
力一杯ガンバレ!!
と力強い字で書かれている
真ん中にはエメラルドグリーンの折り鶴が貼られている
鶴は妹が折ったらしい
頑張らないといけないとき、
これを見ると元気が出るので
いつも財布の中に入れて持ち歩いている

院試のプレゼン資料を直上が見てくれた時の紙

私は自分で言うのもなんだが成績が良かったので
いわゆる筆記試験はなく推薦入試で
簡単なプレゼンをするだけでよかった。
しかもほぼ100%合格するモノだったのだが
またもほぼ合格するのにもし落ちたら…?
と不安になっていた
見かねた直上がプレゼン資料を印刷して訂正点や
もっとこうするといいんじゃないかという案をたくさん
書き込んで渡してくれた
当日はその紙を小さく折りたたんで
スーツの胸ポケットにいれてプレゼンをした。
堂々とプレゼンできて質問にも狼狽えずに対応できた。
その直上の行動がありがたくて、
私もこういう人でありたいなと思って
忘れないように、これも財布に入れて持ち歩いている

おとなになるってどんなこと?

吉本ばななの本。
二十歳を過ぎてきたころ、大人ってなんだろう
とよく考えるようになった。
こんなわがまま思ったらいけない、もう大人だから
泣いたらいけない、大人だから
こんな風に思っていたが、これは結構つらいのだ。
年齢とともに「大人」というカテゴリーにいつの間にか
入れられてしまうけれど、人の本質は子供のころから
何も変わらない。14歳くらいから成長してないな…と
自分を責めてしまう時もあったけど責める必要などない
年を重ねると自分のことがよくわかるようになってくる
だから自分のコントロールができるようになる
辛い時、落ち込んだ時は友達に電話したり
おいしいものを食べてたくさん寝たり
そうやって自分の機嫌を自分でとれるようになる
辛い、悲しい、泣きたいという感情を抑えて
なかったことにするのと、
コントロールするのは全く違う。
『自分の中にいる泣き叫んでいる子どもを認めてあげること』
『大人になるということは、つまりは、子どもの自分をちゃんと抱えながら、大人を生きるということです。』
この文章をいつも胸に大人を生きている。

MACの赤リップ

デュボネという色を毎日つけている
赤リップをつけると強くなれる気がする
戦闘モードになれる、頑張れる。
昔、自分の顔があまり好きではなかったが
化粧をできるようになってから好きになれた
テイラースウィフトが大好きだったので
憧れて自分も赤リップをつけるようになった
彼女のように強くなれる気がして
だから仕事の日もそうじゃない日もメイクして
絶対にリップを塗って家を出る。

CHANELのたまごみたいなハンドクリーム

もともと大学の初期からずっと欲しくて
憧れていたのだが
自分にこんな高価なハンドクリームを
買っていいものなのかと
悩んで、なんだかんだ買っていなかった

私にはとても大切な先輩がいる。
部活の先輩で、その人に出会えただけで部活に入った
意味がある、と思えるくらい素敵な人だ。
選ぶ言葉がいつも心にストンと落ちる。
辛い時、頭がぐちゃぐちゃしたとき、嬉しい時
どんな時も駆け込み寺のように先輩の居室に駆け込んで
いろんなお話をしていた。
その人が卒業してしまうとき、
プレゼントを渡しに行ったら
逆にプレゼントをもらった。
それがこのハンドクリームとネイルポリッシュだった。
私がふとこのハンドクリームが可愛いと話したのを
ずっと覚えてくれていたらしい。
「定時の存在が私にとって、とても大きかったので、
その感謝の気持ちとして」
と渡してくれた。
それがとても嬉しかった。
自分で自分に買ってあげることはできなかったけど、
大切な人が、私のことを大切だと言って渡してくれた
からこそ、もっとずっと価値がある。
これからも自分の大切な人を大切にしていくために
先輩のようにカッコいい大人になれるように
いつもお守りとして持ち歩いている。



カバンの中身はお守りだらけだ。

でも少しでも自分の目指す自分に近づけるように
カッコよく、強く、優しく、しなやかで
子どもな自分を否定せず、「大人」になれるように
お守りを増やしていけたらいいな。

最後まで読んでくれたそこのあなた、ありがとうございます。うれし涙でプールを溜めれるほどに喜んでいます。ウソです。ちょっと盛りました。 いいねもうれしいです。コメントはもっともっとも〜〜〜〜〜〜っとうれしいです❗️