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「動物のうんちから着火剤ができる!?」

今回はリニューアルで生まれ変わるZOOMO SHOPの今後の展望と、開発中のコラボグッズをほんの少しだけご紹介します。

これまで旧動物資料館内にあったZOOMO SHOPでは、ぬいぐるみ、お菓子、雑貨などのお土産物を販売してきました。一昨年からは大人の方でも手に取りたくなるような魅力的な商品や地元作家さんとラボレーションしたグッズ、オリジナルグッズなどにも力を入れるなど、魅力的な店舗づくりに努めてきました。

コシェルドゥ×ZOOMO オリジナルグッズ
田舎labo×ZOOMO オリジナルグッズ
ZOOMOオリジナルグッズ

今回のリニューアルに合わせて、店舗のコンセプトから整理をして、商品ラインナップ、オリジナル商品の開発、会計システム、ディスプレイまですべて一から見直しを図って大幅にリニューアルする予定です。

新たなZOOMO SHOPのコンセプトは「ZOOMOとつながる」です。
「つながる」と言ってもその方法は様々です。購入していただいたグッズを自宅に持ち帰り生活の一部として使用してもらうことで園とつながる場合もあれば、お土産やプレゼント用にご購入いただいてZOOMOのグッズを通じて人と人とがつながることもあるでしょう。

また、購入していただいたものを園内で使用することでより深くZOOMOの魅力に触れてつながりを深められるものや、園内で採取できる素材を使ったグッズ、園内での過ごし方を提案するグッズなど、SHOPでご購入いただいたもの通じて思い出や体験とつながることも大切にしています。
たとえば、飼育動物の毛やフンなどの派生物を使ったグッズや、園内の里山林を整備する際に出る間伐材や木の実などを利用したグッズ、自然観察に使えるグッズ、園内でのんびり過ごしてもらうためのピクニックグッズやアウトドアグッズなどです。

さらに、これまでは販売業務だけを行っていたSHOPスタッフにも「ZOOMOとつながる」ひとつのアプローチとしてワークショップを企画運営してもらうことになっています。初年度は冬頃の開催になるかと思いますが、軌道に乗れば温かい時期にも様々な企画を企てられればと考えています。

ニホンジカの角のアクセササリー
エミューの羽のキーホルダー

(※ワークショップの試作品です。現在検討中のため、上記写真のグッズを実際に作製できるとは限りません。)

現在来春のオープンに向けて慌ただしく準備を進めていますが、新たなコラボグッズやオリジナルグッズの開発プロジェクトも複数スタートしています。リニューアル後の販売に向けて現在開発中のコラボグッズの開発秘話をひとつだけ紹介しましょう。

今回ご紹介するのは飼育動物のフンを原材料にした「うんちの着火剤」の開発についてです。
動物たちのうんちは全国の動物園でこれまでにも様々な使われ方をしてきました。標本化して学習展示に使用するだけでなく、堆肥化して肥料として販売をしたり、ゾウのフンから紙を作ってグッズ化している動物園もあります。
当園でも何か良い活用方法はないかと考えている中で、アウトドアブランド「MAAGZ」を運営する企業さんがキャンプなどで使用する着火剤を動物のうんちから作っていることを知りました。

早速問い合わせをさせていただき、ZOOMOの理念やリニューアルのコンセプトをお伝えして、ZOOMOの園内には森林や草地、沢などの豊かで多様な環境があり、アウトドアとの親和性が高いこと、動物園と人をつなぐ新たなツールとしての可能性など様々なお話をさせていただいたところ、コラボレーションすることを快諾してくださいました。

さて、そもそもうんちから着火剤はどのように作られるのでしょうか。
まずは飼育係にその日のうんちの綺麗なところ(土などがついていないところ)を回収してもらい、天日干しでよく乾燥させるところからです。

アフリカゾウ、右上:アメリカバイソン、右下:グラントシマウマのうんち
事務所の前で天日干しされるうんち。事務所で仕事をしていると窓の外から香るため早々に移動を余儀なくされました。

よく乾燥させたらタッパーに入れてMAAGZさんに送ります。
MAAGZさんでは届いたうんちをさらに機械で乾燥させ、粉末状に粉砕してから、間伐材などの他の原材料と混ぜ合わせて整形をして乾燥させます。

機械乾燥をして粉砕されたうんち
他の材料を混ぜ合わせて型に詰められ整形されたうんち
乾燥して完成したうんちの着火剤の試作品

先日ついに完成した試作品がZOOMOに届いたので、実際に火をつけて火付きや香りなどを確認しました。火をつける前の段階では動物園職員なら気が付く程度にそれぞれの動物の香りがします。この違いを楽しむのも面白さのひとつです。

仮パッケージで届いた試作品

火をつけてみると非常に火付きもよく、燃焼時間も長くて試作品の段階で十分実用可能な出来栄えでした。素晴らしい!ちなみに火をつけた際に煙からうんちの香りがしたりはしませんのでご安心を。

試作品を作製していただいたのはアフリカゾウ、アメリカバイソン、グラントシマウマ、ニホンカモシカの4種類です。これから他の動物種でも製作可能か試してみる予定です。リニューアルオープン時にZOOMO SHOPに並んでいるのを楽しみにしていてください。

開発にご協力いただいているMAAGZさんでは「うんちの着火剤」以外にも様々なアウトドア用品の製造販売をしています。どれもとてもかっこいいキャンプギアばかりですので、興味のある方はぜひ下記リンクからHPをご覧ください。

MAAGZのHPはこちら

今回は開発中の「うんちの着火剤」をご紹介しましたが、今後も様々なオリジナルグッズの開発過程をご紹介していけたらと考えています。お楽しみに。

企画営業広報 荒井