見出し画像

Equityの実現を考える~preflop~

当記事は前回記事の続きとなります。

前回、Pokerにおいて考えるべきはEQというよりEVということ、このEVはpotに対して正味のEQ(NetEQと呼びました)を考えることで計算されていること。NetEQはEQとEQRに分解することができEQRはRobustnessという概念を用いて推定していくことができるということを学びました。

今回以降、実際にRobustnessの視点がGTOではどのようなところに反映されているのかを把握し、理解することを目標にします。そうすることでこの概念を、皆様が難しい状況に直面した際に解決案を与えるよい指針へと昇華していきます。

今回はpreflop編です。各ポジションでのプリフロップレンジを掘り下げ、その裏に潜むEQRの概念を捕捉していきます。

「Preflopレンジは暗記するもの」とか「Preflopのレンジって複雑すぎてポジションごとに覚えられない」、「BBdefenceやSB,BTNあたりのプレーが苦手」という考え方を持つ人は必見の内容となっています。
貴方がもし、preflopにおいてExploitを積極的にしておらず、morphologyやcoverage、レーキがどのようにPreflopRangeに影響を与えるのか理解していなければ、是非一度preflopを深堀しましょう。

↓当記事シリーズで使用しているGTO Wizardの登録はこちらから↓

・マルチウェイとGTO

ここから先は

5,750字 / 17画像
この記事のみ ¥ 500

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?