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ICMに応じたショートスタックのオープンサイズ

トーナメントをプレイする上でショートスタックは避けて通れないもので、ビックスタック同士のぶつかり合いやチップリーダーのまま押し切って優勝するといったレアケースを除いて、ほとんどの場合に通る道になります。

その中でも、ICMがそれなりに効いてくるようなエフェクティブも浅くなってきた場面では遭遇機会も多い状況ではないでしょうか。

ES15BB程度のショートスタックになると、オープン戦略も2つの選択肢がありえます。
すなわち、刻んでミニマムレイズで入るか、一発オールインをするか。

それなりに勉強しているプレイヤーの多くは、この2つの選択肢をハンドによって使い分けているように思えます。
しかしそれでも、ICMに応じた修正はあまりされず、ざっくりとしたESのみによって決定されているのではないでしょうか。

ICMに応じてプリフロップレンジが変わるのはもはや常識ですが、状況に応じてどういったサイズが用いられやすいかというのは、まだあまり意識されていません。

これは特定の状況下では非常にもったいないことです。
そこで今回は、ICMとオープンサイズの関係性について、様々な状況を想定しながら検証していきましょう。

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