教員の働き方改革 授業時数について

働き方改革が叫ばれるようになって久しいが、教員の働き方改革は本質を伴わないところで進んでいるように感じる。

というのも、そもそもの業務量は変わらず、むしろ増えているが、それを短時間で行うように指示されるのみだからだ。

働き方改革が叫ばれる以前から業務量はすでに多く、それぞれが抱えてるものが多いため、時間を取られることに対してストレスが溜まり、どうしても軋轢が生まれてしまう構造になっているため、やはり教員一人一人がもっと【ゆとり】を持つ必要がある。

そのためには、中学校においては「部活動を教員から切り離す」という意見もあるが、別の視点で考えると、【 授業時数に上限を設ける 】ことも一つではないかと考える。

実際には、
1日6時間×週5日=30時間

の授業が行われるのだが、同じ学校でも12〜3時間分しか授業がない先生もいれば、25時間近く授業がある先生もいる。
ただ、教科により授業時数が異なるため、そこを整えることは出来ない。

そう考えていくと、受け持てる授業時数に上限を設けてみてはどうかというアイデアが浮かんできたのである。

個人的には授業準備や校務分掌のことを考えると【 20時間を上限 】とすることで、教員の数は少し増やさないといけないと思うが、部活動を教育現場から切り離すことよりもコストはかからずに済むのではないかと思っている。

よくニュースで見る値の一つが「教員の働く時間の【 平均値 】」であるが、平均してしまうと色んなことが見えなくなってしまう。
平均値ばかりで議論していては、「授業時数に上限を設ける」なんていうアイデアは出てこないだろう。

業務量が減らせないのであれば、「効率的にやる」ではなく「人を増やす」のが最初に行う施策だと思うだけに、1日も早く対策を打って欲しいと思う今日この頃である。

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