どうしてレイソルU12から昇格できなくて、ジェフU15は獲得してくれたのか?
僕は小学校6年生のとき、柏レイソルU12でプレーしていましたが、U15に昇格することができませんでした。
当時の評価は、◯→昇格、△→セレクション受け直し、✖️→昇格できる可能性はない。
僕が面談で言われたのは、✖️でした。
小学生ながらに最初の挫折を味わったのをよく覚えています。
ただ僕は当時からプロサッカー選手になることを決めていたので、他のJクラブの下部組織のセレクションを受けることにしました。
そこで獲得してくれたのが、同じ千葉県内にあるジェフ千葉U15でした。
僕以外にもレイソルU12の選手が何人か受けましたが、当時の監督が獲得したのは僕だけでした。
ジェフU15に移籍してしばらく経ち、監督と雑談していると、「ゾノ、なんでゾノだけ俺が獲得したと思う?」と監督に言われました。
僕は「セレクションで活躍したからじゃないんですか?」と答えました。
そうしたら監督は、「レイソルの選手で、ゾノだけレイソルのジャージを着ないで受けに来たから、獲得したんだよ。笑」と言われました。
監督は冗談半分で言っていたかもしれないけど、確かに僕は昇格できなかった時点でレイソルから離れる覚悟をし、新しいチームで活躍すると腹を括るために、母親に「お願いだからセレクションを受けるジャージを買ってほしい」とお願いしました。
母親も納得してくれて、ナイキのカッコいいジャージで臨んだのを鮮明に覚えています。
些細なことだけど、ディテールにこだわることって、僕が当時から大切にしていることで、それは30歳になる今でも変わらないところです。
どうでも良いことかもしれないけど、覚悟してこだわる。
意外と大切なことなのかもしれません。
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