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ラブ・ネバー・ダイ

『ラブ・ネバー・ダイ』
2月10日(日) 17:30〜@日生劇場
見て参りました!

本作は超名作ミュージカル『オペラ座の怪人』の10年後を描いたもの。
実は私『オペラ座の怪人』はブロードウェイで観ただけ。ストーリーは把握しているものの、細かいところまでは理解してないにわか勢でした。
オペラ座さえ曖昧なのにラブネバ楽しめるか怪しいかもな...と最初は心配していたのですが、始まってみたらそんな不安一瞬で吹き飛んでいきました!
冒頭のファントムのナンバー「君の歌をもう一度」で身体中の鳥肌という鳥肌が総立ち、このミュージカルやばいかもしれない...と感じた頃にはもうどっぷりオペラ座の世界にハマっていました....!
アンドリュー・ロイド・ウェバーの素晴らしい楽曲の数々が、どこか不思議で怪しげな世界観を彩る。初めて聞いたはずなのに、なんだか懐かしいと感じるほど親しみやすくて印象に残る!音楽の世界に浸るだけでも、このミュージカルは十分すぎる価値を持っているなと心底感じた!

そんな楽曲たちを歌い上げるキャスト陣の強いこと強いこと!
私の観劇日は以下のキャストでした。

ファントム役の市村正親さん
この方は「紳士のための愛と殺人の手引き」で見た以来かな?笑
あの時のコミカルな役とはもちろん全然違くて、今回は闇を抱えた怪人。
正体がわからない不気味さもあるけれど、同時にとても人間らしい。
とても感情的に立ち振る舞うファントムに、どうしようもなく共感できてしまって最後は涙なしには観られなかった...ひたすらに素晴らしいです😭
これは石丸幹二さんver.でも観たかったなあ。

クリスティーヌ役の濱田めぐみさん
この方がどうしても一番見たかった!やっぱ本当にすっごい人だなあ...
息子に歌いかける時の表柔らかく美しい表情、自分を愛してくれるファントムと夫との間で揺れ動く葛藤、はまめぐさんが放つ温かさや緊張がこれでもかというほど伝わってきて物語に死ぬほど没頭できた
そしてやはり歌唱力がとんでもない...!!やさしく歌う場面もあれば、力一杯歌声を響かせる場面もあり、はまめぐさんがいかにバケモノか思い知った...!!この方本当にどの舞台でも素晴らしいので、舞台の後は必ず観て良かったーー!ととんでもない充足感に襲われます!

ラウル役は田代万里生くん
ラブネバを観る前から、「ラウルは10年経ってクズになった」とよく耳にしてました。本当にクズでした。
『オペラ座の怪人』のラウルとにかくカッコよくて良い奴なのに、その面影は何処へ...?思えばラブネバのパンフレットの田代くんラウルはどこか深い闇を抱えていそうなお写真で。笑
しかしなんだか憎みきれず圧倒的な存在感を常々放ってくる田代くんラウル。とにかくええ声をされてるので、放つセリフのひとつひとつにインパクトがある!歌も素晴らしくて...!もっともっとこの方の舞台が観たくなりました。

メグ・ジリー役の咲妃みゆちゃん。
みゆちゃんはゴーストの時1回も見られなかったので今回で見られるのすっごく楽しみでした!☺️ もうなんていうかすべてがかわいかった...
ただ序盤はすっごくかわいらしく歌って踊っているのに、後半あることをきっかけにだんだん黒さが出てくる...最初と最後でガラッと変わる人とても好きなので、みゆちゃんの演技には身震いしました...!

マダム・ジリー役の香寿たつきさん
この方のお芝居を見るのは「モーツァルト!」以来だったかな?
あの時は役的にもすごく天より高い存在って感じだったのですけど、今回の香寿さんはとても人間味に溢れてらっしゃってさらに魅力的でした!
どこかミステリアスな印象もあってすっごく引き込まれたなあ🤔

グスタフ役の大前優樹くん
普段あんまり子役まで注目してみることないんだけど、この子は凄かったな...!!ボーイソプラノの透き通るような歌声、本当に9歳?!と思うくらい素晴らしくて鳥肌立ちまくり...!将来が楽しみだなあ本当に...

ラブネバのキャストは本当に実力派が揃えられたって感じだなあ🤔
どのシーンも文句無しで素晴らしいし、本当に良いものを観たなあと心の底から感じることができる、それほど美しいミュージカルでした!
これを観た時まだ終わってしまったグレコメロスを引きずっていて、身が入らないかと思ってたのですが死ぬほど没頭して、最後には自然に涙が溢れてきました。心が浄化されたな〜いやあもう一度観たかった!


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