パチンコファンなら〇〇に投票すべきではないたった1つの理由
3年に一度の風物詩となり果てた、唐突にパチンコ業界人たちが得体のしれないオジサンを持ち上げて「せんきょ!せんきょ」と騒ぎ始める時期がやって参りました。3年前の尾立氏を持ち上げていた時とは打って変わって彼らは真剣そのもの。もともと真剣にパチンコ店の営業に取り組んでなかったことも相まって気持ち悪さが10倍増しとなっています。宗教かな?
せめて選挙権くらい持ってから四の五の言えという乱暴な話はこの際抜きにして、少なくとも私のような日常的にパチンコを楽しむだけの単なる「一般客」がこの気持ち悪いパチンコ業界人たちの選挙ブームに飲み込まれない為にしっておきたい事を書いておきます。私は選挙権を得てからと言うもの1回も投票を欠かしたことはありません。選挙の日に朝からパチンコ屋に並んでいたあなたよりも100倍は選挙に精通しているので安心してお読みください。
〇〇が当選するとパチンコ業界は良くなるのか?
気持ち悪い業界人の常套句が「この人が当選すればパチンコ業界は確実に良くなる」という売り文句です。やいのやいのと様々な理由を挙げてご高説を垂れ流しておりますね。風営法が~とか、規制が~とか、そんな話をされるだけで大抵の一般客はわけがわからん、理解できんとなるのが普通。
「これこれ、こういった理由によりパチンコ業界がよくなる」というそれぞれの点を検証していく事は、一切重要ではありません。
実際にパチンコ業界が良くなったことをユーザーが感じる事は可能なのか
パチンコ業界を実際によくするのは誰なのか
この2点を大多数の人が見落としています。
私は幸運にもまともな業界人の方から色々なお話を聞く機会に恵まれている稀有な一般ユーザーですが、その中で聞いた話の中で「ここ数年のパチスロは史上最高レベルの薄利」という話を聞きました。つまり過去のパチスロの状況を遡ってみても「パチスロで勝つなら、今が一番勝ちやすい状況」という事です。これは日本全国のホールのデータを集計した上での数字です。
恐らくほとんどのパチスロユーザーが「うそにきまってる」と思った事でしょう。でも数字はうそをつきませんので、これが現実です。つまり、実際に起こっている事と、ユーザーが感じている事と言うのがリンクしないのがパチンコ業界というものなのです。そして、業界人の言う通り投票して万が一パチンコ業界が良くなったとしても、それは我々が恩恵を感じられるものかどうかは不透明な事なのです。
現状のパチスロが薄利で成り立っている事は前述しましたが、実は私はその事を実感できています。それは私には勝つための知識があり、目押し力があり、ホールにおける情報網もあるからです。つまり「勝てる人はずっと勝てるが、勝てない人はずっと勝てない」のが今のパチスロです。ですが、パチスロがそういうもので無くなった場合少なくとも私は勝ちにくくなる為、私にとってはデメリットです。
要するに「ユーザーにとってのメリット」などと言うものは一概には語れないものなのです。100人の客がいれば100の向き合い方があるのがパチンコなのです。それを「ユーザーの皆様にとってみても得があります!」などと言うのはウソを流布しているのと同義です。
実際にパチンコ業界が良くなる事で恩恵を受けるのは誰なのでしょうか?普通に考えれば
「業界が良くなる=業界の中で金が一杯回るようになる=業界が潤う
=客が一杯負ける」
というのが普通の構図。パチンコ店というのは「様々なストーリーや体験を与えながら負けて貰う」のが主な仕事です。客が負けねば業界は回りません。そのストーリーや体験に面白さやワクワクを感じるから負けを繰り返すことを厭わないのです。つまり、何が変わっても今まで通りそれなりに負けるという事実はなんにも変わりません。
ここで考えて欲しい事があります。業界人の言うとおりに投票をして当選した暁には、台の規制があれこれとか、レートがあれこれ。みたいなお話をしていたと思います。では
現状のパチンコ店ではもはや打つ手がないのか?
そんな事はありません。平日の昼間から4割くらいの稼働があるようなお店は私の行動圏内にもあります。イベントでは200人程度並ぶし、多くのお客さんがこの店に期待し、楽しい体験をしたり次も遊びに行きたいと思わせるような営業をしています。これはパチスロばかり設定を入れ、パチンコは機種の人気にぶら下がっているような他店とは明らかに営業方針が異なっています。つまり、現状でも企業努力で如何様にでもなる部分はあるという事です。
大体こういった会社というのはそれなりに優秀な人が多く、選挙に関してもSNSで騒いでいるような短絡的な業界人と違って思慮深く物事を考えられる人たちだと思います。こういった方々は当然学生の頃はそれなりに勉強をし、色々な事を考え会社もそれなりに厳しいんだろうなという事が想像出来ます。ラクして稼げるの延長線上でパチンコ店で働いているぼんくら業界人とはわけが違いますね。
パチンコ店と言うのは「金だけかけて立地を確保して、台を置いておけば誰でも営業できる」という時代がありましたが、台の規制などが厳しくなって色々な店がバタバタと潰れて行っている現状と言うのは優秀な人間にとっては歓迎すべき状況です。能力のない人間は店を潰し、能力のある人間のやり方で店は繁盛する。これが資本主義では当たり前の話であって、コロナや台の規制によるパチンコ店への逆風は能力の無い人間を振り落とす非常に良い機会となったわけです。
そして規制緩和となると、適当に仕事をしてのらりくらりと生き延びてきた業界人がまた復活しかねないわけです。現状でも色々な試行錯誤を繰り返し、努力をし勉強をして何とか自分のお店のお客さんに楽しいで欲しいという気持ちで日々営業を頑張っているいる人たちがいます。今あるモノで楽しいパチンコを提供しようとしている人たちがいるのです。今の状況でもなんとかなっている人がいるのです。
それを知った上で「法律が変われば・・・」「規制が変われば・・・」ってうたい文句を聞くと、な~んか他人事のように聞こえませんか?いまあるモノで頑張れている人が居る中で、白旗を振ってるように見えません?
実際に新しい基準の、規制が緩和された台が出てきたとして、それを扱うのって現状の業界人なんですよね。「周りの店がつぶれてる中で俺の店は生き残れてるから大丈夫」とか「長年やってきた積み重ねや経験があるから大丈夫」みたいな老害丸出しの業界人がTwitter見てると結構居るんですよ。それって、「時代に恵まれていただけ」なんですよね。そんな人たちもまるで宗教に入ってしまったかのように一心不乱に候補者の名前を叫んでいるわけです。あー、気持ち悪い。
木を見て森を見ずという言葉がありますが、これはその逆。「森を見て木を見ず」です。大きなことばかりに囚われて目の前にある小さな、でも見落としてはいけない大事な事には気づいていない。そんな彼ら自身が変わらない事にはパチンコ業界に未来はありません。
結論を申し上げます
Q,〇〇が当選するとパチンコ業界は良くなるのか?
A.いくら規制が変わろうとも緩和されようとも、
それを扱う業界人が現状のままでは
何が起ころうともパチンコ業界は良くならない。
政治家という大物に依存し他力本願でどうにかしてもらおう
という魂胆が無くならない限り、パチンコの為に投票する意味はない。
そんな連中よりは、閉店ぎりぎりまで粘る客がいる中でも閉店業務を行わずに最後まで気兼ねなく遊ばせてくれるお店さんや、海のシマのおじいちゃんの相手させられて大変そうでも笑顔を絶やさない店員さん。そういう人達に頑張ってほしいですよね。
ではパチンコ屋へ行ってきます。