ネタバレあり!映画「君たちはどう生きるか」について

よくわからなかったので、もう一回みたい。席に恵まれて、集中できる環境で。
アニメーションは良かったし、なにか心に残る良さを自分でもを言語化できていない。見た人と語り合いたいなぁ。

映画について見た人と話し合いたいポイント

1.真人は小説「君たちはどう生きるか」を見て涙を流して、急に心を改めた。一体どこが刺さったのか

私の見解
①「貧しき人の章」。真人の家は超金持ち。いじめてきた子どもたちは貧相な田舎の子という感じだった。
おじさんノートを見て、自分の恵まれた環境に感謝したのかもしれないと思いました。
②「石段の思い出」の章。このおじさんノートを見て、人間の過ちと、思いやりに対する心を鑑みた。自分の義母に対する態度を反省したのかもしれないと思いました。
③最後おじさんノートを読む主人公
主人公の亡くなった父と、この小説を送った真人の母の思いを重ねたのかもしれません

2.ヒミは石の世界がくずれたあとどうなる?

私の見解
そもそも、石の世界は宇宙から落ちてきた石の塔の力を借りて、おおおじが作り出した世界。ネットを見ていると過去と現在が入り組んだパラレルな世界という人もいるけれど、私はヒミは実在しないものとして考えている。
イマジネーション上の産物なので、塔がくずれたらいなくなるのではと思う。ヒミは真人と別のドアを開けてどこへ行ったのだろう?
わからなくてもいいのかもしれない。
真人は母の死から立ち直って、新たに現実的な一歩を踏み出したのだから。

3.モチーフについて

私の見解
大叔父=クリエイター。リアルに宮崎駿監督やジブリが重なる。
塔の世界=秩序が入り乱れてしまったアニメ界、想像物、想像力そのもの。
13の汚れのない石=クリエイタースタッフ?
真人=後継者(吾郎さん?)
青鷺=鈴木P
キリコ=高畑さん
ペリカン=悪意、災いの象徴
インコ=ヘイトスピーチ、刷新への不安の象徴
石=意思

4.なぜ、大叔父は塔に自分の世界を作る約束をしたのだろうか?なぜ、外からやってきた石がそんな勝手な世界を望むのだろうか?

私の見解
秩序を保つため、娯楽としての世界、そのもの
映画やアニメ作品を指している気がします。
石が象徴するものは聴衆の期待や、スポンサーなんではないでしょうか。

5.鳥がなぜ人間を食べるの?

意味不明。塔の中では、ヒミによってBBQになったり、わざと可愛くなく描かれているが、
外の世界に出ると、可愛いリアルなインコに変わる。
インコはもしかしたら、聴衆の悪評やヘイトかもしれません。
好き勝手につぶやく聴衆たち。


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