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【リヴァイアXの】X式防衛術積極リヴァイアモン【ススメ】

沖縄で紫を愛用している謎のゾンビィです。
デジカによらず多くのカードゲームにおいて、対応するデッキより対応させるデッキの方が強いというのが私の持論です。
リヴァイアモンというデッキは上記の考えでいくと対応する側というのが私の認識です。
「効果登場で誘発する効果が多いから対応するのは相手じゃないか」と思うかもしれません。
そもそもリヴァイアモンは効果登場をトリガーにアドを稼ぐデッキであるため、基本的には受け身のタイプとなっています。
効果登場を多用するデッキもあればセキュリティからテイマーがめくれない限り効果登場がないような順当進化タイプのデッキもあり、後者のタイプであればリヴァイア側がトリガーを引くために対応するという形になります。
なんかそれっぽいことを書いてますが要はリヴァイアモンを強く使うには自分だけじゃなくて相手側にも下準備が必要で、そこが弱点じゃんということです。
最初に書いた対応が云々は忘れてください。
ただの前振りです。

相手のトラッシュなんて関係ない。
先にセキュリティ削りきればよかろうなのだ。

『X式防衛術積極リヴァイアモン』


トラッシュから来るぞ!気をつけろぉ!
せっかくだから俺はこのXの抗体を選ぶぜ

はい。

覚悟のススメ面白いよね。
零式防衛術積極重爆蹴って名前いいよね。

はい。

構築はいたってシンプル。
先にリヴァイアモンX抗体で殴ってゲームテンポをとろうというものです。
元はロストルムとリヴァイアモンが入っていたのですが、数回ほど回してみた中で下記のように思いました。

ロストルム
◯積極的に使わない。
◯焼きたいタイミングでコストを渡しすぎる。
◯lv7が焼けない。
◯そもそもワルシードラモン(ダゴモン)の効果の時にしかディレイしてない。

リヴァイアモン
◯ロストルム以外で出さない。
◯稀にだすことは確かにあるがそれはリヴァイアXが引けない時。
◯手札が重い理由こいつ

結論として、私のプレイスタイルだとこの2枚を持て余してしまっていると感じました。
そんな中チャンピオンシップ2次予選の結果が流れてきて、衝撃を受けました。
リヴァイアXのみ採用のリヴァイアモン&ロストルム不採用のデッキでした。
構築を見たときになるほどとなりました。
私自身のリヴァイアモンの試行回数が少なかったため、漠然とこうしたいという思いはあったのですが調整不足で出力できておらず、この構築を見たときに一瞬で「これだ!」となりました。
私がやろうとしていたワニはこれだったんだと正解を教えてもらえた気分でした。
結論としてこのリヴァイアX特化のやってることは紫メタガルです。
ワーガルルモンからメタガルまでのセキュリティチェックをリヴァイアXに集約したようなものです。
メタガルのほうがワンショット能力が高いのですが、リヴァイアXはその分制圧力を持っています。
以上を踏まえ私が使用したリヴァイアモンX抗体特化型デッキ『X式防衛術積極リヴァイアモン』を紹介いたします。

まず構築はこちらの通りです。

一般的なリヴァイアモンからリヴァイアモンとロストルムを抜き、メモブをニーズヘッグモンにしたような形となっております。
個人的な使用感で完全体にはバアルモンX抗体とケルベロモンX抗体をピンさししています。

役割

デッキのエンジン
〇ツノモン
〇ガブモン
〇ガブモンX抗体
〇ガルルモン2種
〇ガルルモンX抗体
これらガルルラインについては、言わずもがなかと思います。
ガブモンX抗体でリヴァイアXやX抗体オプションをもって来れるうえに、ドロー効果で手札交換速度も速いので現状速度を求められる大会環境では採用しない理由がないです。

メタ枠
〇ガジモン
メモブを抑制できるほか、ガルルラインにも意外と有効。

〇サイケモン
アポカリモンやベルスターモンの登場をできるだけ遅らせたいため。

完全体
〇ワルシードラモン
アタック時に相手デジモンを蘇生してリヴァイアXを誘発させることができる。

〇ダゴモン
進化時に相手デジモンを蘇生できるかつそれをトリガーに自分のデジモンを蘇生できるのでサイケモン等を用意しながらリヴァイアXになれる。

〇バアルモンX抗体
名称にX抗体がついているためガブXでサーチできる。
進化時にトラッシュのX抗体を回収できるので使いまわしができ、進化元にX抗体があればレベル4以下を消滅できるので小粒を焼ける。進化元効果で特徴に「魔人型」「魔王型」をもつデジモンのDPを2000上げるためリヴァイアXがDP16000で3点チェックできるので採用した。

〇ケルベロモンX抗体
名称にX抗体がついているためガブXでサーチできる。進化時1ドロー1捨てだが進化元にX抗体があると登場時効果も発揮でき、紫レベル3デジモンを蘇生できる。
また、進化元効果でアタック時に他の自分デジモンを消滅させることでアクティブにできるため、リヴァイアXでのアタックを強くできるかと思い採用した。

究極体
〇リヴァイアモンX抗体
言わずもがな。このデッキのメインアタッカー。除去と3点チェックの暴力。アポカリモンに隠れているだけのバケモノ。

〇ニーズヘッグモン
メモリ確保要因。ガルルラインで捨てられるので使い勝手が良い。

〇シャイングレイモン:ルインモード
リヴァイアXをトラッシュ効果で進化した場合には基本的にメモリが自分のターンのままであるため、アタック後に蓋として進化する。
基本的にここまでいくと相手は何もできない。

オプション
〇セブンス・ライトニング
リヴァイアXとあわせると実質的な全面焼きができる。進化にあわせてトラッシュから使うため優先的に破棄している。

〇ウィズダム・トレーニング
低コストでうてるサーチ札。メモリを確保するテイマーを入れていない都合上トレーニングの有無で動けるかどうかも変わる時があり、また、ガジモン等で妨害されないためメモブより優先度が高い。

〇X抗体
どのデジモンにも差し込めるためPFより多めに採用。時折アタック時進化でリヴァイアXになる時もある。

〇X抗体PF
使う場面は限られているがガルルがいない場面でガルルXに低コストで進化できるうえ、進化元効果で後続確保とセキュリティを実質的に増やせるため採用。

回し方

基本的にはガルルラインで手札に完全体とX抗体オプションを、トラッシュにリヴァイアとライトニングを用意する感じです。
だいたい2ターン目にはリヴァイアXの準備が整いますが相手のトラッシュにデジモンが0ということが殆どです。
1ターン目に育成ガブモン、場にガブXのような状態でスタートできれば2ターン目ガルルに進化し、1体でセキュリティをチェック、レベル4以下が見えればもう1体でリヴァイアXになる動きをします。
相手トラッシュにレベル4以下がいない状態であれば相手のデッキ次第ですが手札からX抗体オプションの効果でリヴァイアXに進化することもあります。速度は正義となる場合があるので。
あとは、相手の出方を伺いながら育成からいつでも喰いにいけるようにしたり、場にメタデジモン等を展開してガルルラインで殴りにいきます。
ガルルラインで殴ると相手はこちらのアグロをどうにかしようと動いてきますので、そこにリヴァイアXを当てるという、まあ紫の常套手段です。
最近はアポカリモンメタとしてマーシフルの採用を見かけます。
マーシフルが入りそうなデッキとあたった時はリヴァイアXとセブンス・ライトニングを1枚ずつキープし、ガルルラインのアタック時効果で捨てるという動きを意識すると多少なりともマーシフルをケアできます。(ダゴモンの場合はガルルラインの進化時で捨てる)

余談ですが、私は手札を破棄する際には進化ラインが残るように意識しています。

戦績

チャンピオンシップ2次予選(ドラグーン博多)
参加者16人

1戦目
デュークモン
2ターン目にはガルルモンX抗体を2体並べられたので速攻をかけつつ、3ターン目にはリヴァイアXになりセキュリティを削りきることができたため、そのまま4ターン目のアタックで勝つことができました。
デュークモンはセキュリティを削る速度が早く、こちらのデッキもトラッシュを増やすタイプであることから時間をかけるほど不利であったため、先にゲームテンポを掴んだことで速攻を仕掛けることがきました。
上述した様に、デュークモン対面はなるべく速攻でセキュリティを削りきることが重要です。
トラッシュを肥やすとBT13のデュークモンがでてきますし、低レベルアグロ等は焼かれてしまいます。
デュークモンにはブロッカーがいないため先にセキュリティを削ることが勝ち筋となります。

2戦目
ジョグレスインペ
速度勝負の必要があり、2ターン目にはガルルXを2体立てて殴ることができたがセキュリティからテイマー(大輔&賢)とトレーニングがでてきたため、結果として相手にリソースを渡してしまう結果となった。
セキュリティからテイマーがでてくる読みでX抗体をさした完全体をたてておけばここでリヴァイアXをきめることもできましたが、試合中はそこまで頭が回っていませんでした。
その後は、リヴァイアXたてセキュリティを削りきることはできましたがゲームテンポを掴めず殴りきられて負けました。
モドキベタモンを序盤で立てられたことによりガブモンとガルルモンX抗体及びニーズヘッグモンでメモリを増やせなかったのもゲームテンポを掴めなかった要因となっています。
デッキ相性としてはリヴァイアXの方が有利かなと思います。
結局は殴り合いになるのですが、リヴァイアXの3点チェックでダメージレースは有利に運べますし、進化速度としてもリヴァイアXの方が速いです。
ただ場に残った自分のデジモンは取られますし、私の構築ではブロッカーがいないこととセキュリティにおいてはセブンス・ライトニングのみが除去カードとなるので相手の整い方次第では殴り負けることもあります。
とにかく相手のリソースを削りつつセキュリティを削ることを意識する立ち回りが必要かなと思います。

3戦目
植物妖精
基本的に有利な対面ではありましたが、リヴァイアXに行くまでにもたついてしまい先にクオンタを2体立てられました。
しかし、セキュリティにルインがいるなどそれなりに強く、ダメージレースとしてもリヴァイアXを立てることで追いつけたので、そのまま殴りきりました。
セキュリティを攻めるより展開を一切許さないのが基本的な立ち回りかなと思います。
植物はトップにいく速度も速いためレベル3ですら残してはいけません。
クォーツやマーシフルも入っていることが多いため、展開を許してはいけません。
また、リヴァイアXというデッキはワルシードラモンとダゴモンの進化元効果で貫通があるためデジモンを取りながらセキュリティを削ることができるためとても有利です。

4戦目
青ガルル
マリガン前もマリガン後も手札大事故をかましました。
成熟期以上しか手札になく、サーチ札もない状況でした。
先行2ターン目のドローでガジモンを引いたものの次に繋がらず、そこから立てなおせることもなくガルルに綺麗に殴られて負けました。
ここまで負けを最初から確信するしかない状況は久しぶりである意味面白かったです。
また、バトル後に相手に手札や引きの状況をきいた所、結構順調に引きこめていたようで、こちらが万全の引きをしていても勝てたかどうかは正直わかりません。
デッキ相性としては、走ったもん勝ちかなと思います。
ガルルは一度進化ラインを焼かれると立て直しに時間がかかる場合が多く、セキュリティでの除去手段も薄いため先に殴るのがリヴァイアXの勝ち筋かなと思っています。

以上がチャンピオンシップ2次予選での結果となります。

改修案として

〇EX4ギルモンの採用
ダゴモンで蘇生し、リヴァイアXの3点チェックからのトドメとして。
また、ワルシードラモンでメモリを確保した際には手札からの登場でも使えるので完全体どちらとも相性良く使える。

〇完全体をダゴモンとワルシードラモンのみに
私はサーチで持って来れるという理由でX抗体名称の完全体を採用していますが、一般的なリヴァイアモンと同じ完全体構成にし、もっと単純にガルルラインのドロー力で引きこむ方向でもいいのではいかと一周回って思いました。

〇ニーズヘッグモンを減らしてヴァイオレット・メモリーブーストを採用する。
ニーズヘッグモンは手札を捨てるタイミングさえあればいつでもメモリを増やせるという点で使い勝手はよいが、初手や手札の質が悪い状況では機能しません。
ヴァイオレット・メモブのサーチで手札の質をあげ、ディレイでメモリ+2であることからニーズヘッグモン2枚分働きをできるため状況次第ではニーズヘッグモンよりも強いです。
片方によせるのか、両方いれるのかなど枚数は調整が必要かと思いますが、メモブの採用で溜め込むという行動がとれるので戦術の幅は広がるかと思います。

〇ルインをレイヴモン:バーストモードに
アポカリが多い対面ではワンチャンありかなと思いつつ上記3つの案より確信をもっていい動きができるとも言えないので余談程度に。

あとがき

結果としては、16人中6位(負けた際の相手が強かったため)のそこそこの順位となりました。
今回のドラグーン博多での2次予選ではアヌビを持ち込んでる人はおらず、試合ではアポカリと対面することはありませんでしたが、アポカリやアヌビをみて走り切る構築にはしているのでまあそれなりに戦えたのではないかとも思っています。
正直一番頭を抱えたのが2戦目のインペでした。
というのもこのインペを使っているマグロとは直近1週間でみても10戦以上はしており、互いのデッキについて話をしながら調整をしておりました。
そういう事情もあって、相手のインペが早いこともわかっていますし、相手はこちらのデッキの動きと自分のプレイスタイルを知っているのでとても戦い辛い一戦となりました。
結果として、そのインペは2位となっているので強さをわかっていただけることでしょう。
この構築について、気になる部分等あれば気軽にお聞きください。
また、チャンピオンシップ2次予選後に速攻ギルモンを入れたところ、リーサルをとる速度が上がりました。
総括としては、勝てる要素はあったけど、それを活かせなかったのが敗因かなと思います。

あとがきのあとがき

なんで『X式防衛術積極リヴァイアモン』という名前なのかというと特に拘りとかはないのですが、こういうデッキ紹介って皆さん結構独自色強めの命名してるので習ってつけてみました。
元ネタは覚悟のススメという作品にでてくる格闘術の零式防衛術です。
因果という技があり、相手の攻撃にカウンターする形で放つ技で、リヴァイアモン関連の相手の効果登場をトリガーに発揮する動きを因果に見立て、
カウンターの因果に対して、自ら仕掛ける技を積極と呼称していたのでリヴァイアモンX抗体を立てて先に削りにいく様を積極に見立てての命名となっています。

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