見出し画像

第4回ABEMAトーナメント~展望

はじめに

予想はしていましたが、ついにABEMAトーナメントの開催が発表されましたね。

いやー、嬉しい。しかも、規模が拡大して、出場する棋士が増えるのも嬉しい。棋士が増えて色んな対局見られるのは嬉しいけど、フィッシャーは経験とか瞬発力がモノを言うので、大差の試合が増えないかは心配。決勝戦ですらああゆうことになったわけだし。その意味では、やっぱり昨年大会の永瀬王座と藤井二冠が同じチームというのは、チートだったわ。
そして、将棋ファンが喜ぶ中、いち早く動画をアップしたのがサバンナ高橋さんのコレ。

サバンナ高橋さんはどんどん将棋に詳しくなってくし、言葉遣いからも棋士へのリスペクトに溢れているのが伝わって大好感。ゲスト出演とかしてほしいなー。
チーム予想なんかも結構鋭くて、影響受けちゃいそう。特にチーム渡辺の酷評三羽烏が実現したらむっちゃ楽しそうだし、チーム豊島が近藤七段、増田六段で結成されたら新たなチートチームになりそう。

で、今回は予想ではなく、注目棋士をピックアップしてみようかなと。いずれ予想もしたいけど、リーダー棋士のコメントがヒント出してるので、予想はそれが一通り終わってからしようと思います。

前回活躍棋士

森内俊之九段
久保利明九段
近藤誠也七段
増田康弘六段
黒沢怜生五段

まずは、前回出場して好成績を残し、おそらく今回も選ばれるであろう棋士から。
森内九段は、非常に活躍した印象が強いですが、なんと9勝2敗。準決勝ではチームは負けたものの、永瀬王座、藤井二冠に勝利し、フィッシャーへの適応力を発揮。永世名人であり、若手リーダーが選びづらい気もするので、やはりここは羽生九段に指名してもらいたい。若しくは藤井二冠とか永瀬王座とか遠慮なく指名して競合になっても面白い。
久保九段も、今回リーダーではなくなりましたが、間違いなく選ばれるでしょう。既に、菅井八段か指名宣言してるので、あとは競合があるかないか。関西のリーダーは選んできそうな気もする。
近藤七段、増田六段は、優勝を狙いに行くチームなら絶対に取りに行くであろう有力棋士。間違いなく競合になるだろうし、逆にこの辺が競合にならないとすると、ちょっと興ざめ。永瀬王座、藤井二冠のチームはこの二人のどちらかを取れたら一気に優勝候補になりそう。
黒沢五段は、意外と言っては失礼だけど、前回6勝2敗という圧倒的好成績。しかも、予選では、増田六段、羽生九段を撃破。オールラウンダーなので、相手のチームからすると予想が立てづらく嫌なのかもしれない。今期は昇級争いにも絡んで来てるし、やっぱ実力高いんだよなー。黒沢五段が競合するかどうかは一つの見どころだと思う。

番外として、前回そこまで活躍しなかったけど、見たいのは、山崎八段と佐々木七段。二人とも昇級して乗ってるし、実力でも選ばれるだろうけど、この二人がいるチームは応援したくなるという意味でも選ばれて欲しい。

前回出場してなくて今回選ばれそうな棋士(若手)

大橋貴洸六段
出口若武五段
池永天志四段
伊藤匠四段
澤田真吾七段

続いては、前回出ていない棋士の中から今回選ばれそうな若手棋士。
大橋六段、出口五段は、今期C級2組を突破した二人。大橋六段は以前から勝率が高く佐々木大地五段と並びいつまでC級2組にいるんだと言われていましたが、今期ついに昇級。渡辺名人が再び所司門下縛りしたら間違いなく選ばれそう。出口五段は今期勝率も高いし、井上門下だから井上門下の稲葉リーダー、菅井リーダー当たりからの指名も期待できそう。あと、この二人に共通しているのは、今期わずか8敗しかしていない藤井二冠に勝っていること。特に、大橋六段は藤井二冠と2勝3敗と互角の勝負をしていることからも相性良さそう。
前回大会では四段から選ばれた棋士はいませんでしたが、今回は期待を込めて2名選んでみました。池永四段は今期の勝ち数が藤井二冠、永瀬王座に次いで三位の勝ちまくってる若手棋士。新人王戦も優勝したし、来期辺りは昇級の筆頭候補ではなかろうか。伊藤四段は、チーム三浦の練習対局で勝ちまくっていたという逸話の持ち主。デビュー後はそこまでインパクトのある活躍は見せられていないものの、ここからブレイクする予感も。藤井二冠が伊藤四段指名したら熱い展開だけど将棋フォーカスの伊藤四段特集見た感じだとそんな交流もなさそうだしないかなー。三浦九段は1位指名しそう。
最後は、ギリ若手ということで澤田七段。今期は14連勝もあり、勝率も高く、昇級の目もワンチャンありで充実。こうゆうのあんまり出るイメージないと言えばないけど、森門下ということで、糸谷八段の一本釣りに期待。

前回出場してなくて今回選ばれそうな棋士(中堅・ベテラン)

郷田真隆九段
阿久津主税八段
深浦康市九段
中村太地七段
杉本昌隆八段

同じく前回出てない棋士、中堅・ベテラン編。
まず、郷田九段は前回のレジェンドチーム見たら絶対見たくなる。今期も昇級争いに絡む活躍だし、森内九段的な活躍しそう。羽生、森内、郷田のチーム羽生世代が実現したらヤバい。確実に書籍化まで行くでしょう。
阿久津八段は、ファンというのもあるけど、こうゆう舞台は映える気がするんだけどなー、負けず嫌いみたいな感じするし。山崎八段との戦いとか見たいし、兄貴分的な感じで若手リーダーのチームに入ってほしい。
深浦九段と中村七段は、前回何で選ばれなかったんだろうという感じの二人。木村九段がまたオジサンチームにするなら、深浦九段選ばれそうだし、中村七段はチーム天彦とかチーム糸谷に入りそう。中村七段は近年、不調気味な気もするけど、もっと活躍してほしいなー。
最後に杉本八段。結局、藤井二冠は誰選ぶか迷って、杉本八段選んだりしそうな気が。それか、他のチームが対藤井二冠用に選ぶとか。木村九段が選びそうな雰囲気もあったりとか、菅井八段がチーム振り飛車に呼んだりとかもあるかも。

さいごに

いやー、色々考えてくと、やっぱ楽しみすぎるな。15番目のチームを選ぶトーナメントもどんな感じになるのか気になるし。本編前にまずはそれをやるんだろうけど、ドラフト後に選ばれなかった棋士の中から希望者が参加するのだろうか。

さらにドラフト会議後に行われる、大会出場権をかけたエントリートーナメントで勝ち抜いた上位3名が、15チーム目として特別に参戦いたします。

エントリートーナメントは、勝ち抜いた上位3名というと、例えば8人トーナメントで優勝、準優勝と3位決定戦の勝者みたいな感じか。さすがにここにはベテラン棋士は入ってこない気もするから、若手棋士が呼ばれるのかなー。まず、誰が出るのかも楽しみ。

ABEMAトーナメント絡みの記事はまた多分書くでしょう。また、公式の予想サイトとか出来たらやりたい。

追記(3/20)

エントリートーナメントは100名を超える棋士が参加したみたいですね。せいぜい8人くらいかと思ってたけど、ドラフトで選ばれた42人も入れればほぼ全棋士参加の棋戦やん。これもう公式戦扱いでいいのでは。この結果も楽しみだなー。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?