新しい漁業の形を目指して
2022/10/15~16
自然環境リテラシー学漁業回
こんにちは。ゾクです。
今回私は自然環境リテラシー学の実習として三重県南部の二木島を訪れました。
今回私たちは二木島にある株式会社GATEさんの二木島ラボにお世話になりました。今回私たちはこの町で漁師をしている,女性漁師の田中りみさんに漁業について教えてもらいました。
1日目
まず私たちは今回体験する定置網の仕組みについて学びました。
定置網は上の写真のようになっており,設置するとき定置網の外に張り出した,垣網を陸地側に向けて設置することで,進行方向を遮られた魚は,海側に向かおうとして網の中に入る仕組みとなっていました。運動場,登網と呼ばれる大きい網の中を泳いでいる魚はやがて定置網の模型2の写真の一番左側の小さな箱網の中に入る。漁の時はこの箱網の口を閉じてから引き上げることで魚が取れるようになります。
説明が終わった後,一度に船に乗れ得る人の数の都合上私たちは3グループに分かれることになった。私は翌日に定置網漁を体験するグループになったので,待っている間燻製を体験することになりました。燻製には桜の木のチップを使うことになったので,私たちは実際に桜の木からチップを削る作業を体験することになりました。
私たちは沢山チップを削ったつもりでももし燻製を始めると2時間ほどしか持たない量しかないと言われたときは,燻製には思ったよりもたくさんのチップが必要なんだなと思いました。
燻製を待っている間漁村の散策も行いました。堤防沿いを歩いたときには,海がとても澄んでいて,魚がたくさん泳いでいる様子を確認することができました。
その後私は初めて釣りを体験しました。
初めて釣ったのですが、2匹同時に釣り上げることができとても楽しかったです。
その後夕食の準備を行いました。
こうして1日目が終わりました。
2日目
2日目は朝4時ごろの急な雨がテントを叩く音で目を覚ましました。朝7時になって私たちは小型船に乗り定置網の引き上げに向かいました。
まず私たちは、りみさんの指示に従って定置網のロープを引っ張り,箱網の口を閉じ,魚が逃げないようにしました。網の口が閉じた後,定置網を船の上に半分ほど引っ張り上げました。この時,左右の人は魚が網から逃げないように網をしっかり持ち上げる必要があります。実際に持ち上げてみて,今回網にはたくさんの海藻が引っ付いておりそれが海水を吸っていたため非常に重く感じました。この網を,りみさんたちは普段一人,または二人で引き上げているという話を聞いてとてもすごいなと感じました。それと同時にもっと軽い網を開発することがいると考えました。この時私たちはサバ数匹と大量のきびなごをとることができました。しかしこの量は初日に引き上げられた魚の量に比べると,かなり少なく,自然の中で行われる漁業がいつでも安定した量をとれるわけではないと知ることができました。
二木島ラボに戻った後私たちは取ったサバをさばきました。私は今まで魚をさばいたことが無かったので,非常に苦戦しながらさばきました。
自分でさばいた魚は非常においしく感じました。
最後に私たちは,今の漁村で必要なこと,について考え,発表しました。
私たちはいかに漁村に若い人たちが来てくれるかということを念頭に話し合い,学校や会社を通じて漁業体験を行うことで,より多くの若い人に現在の漁村の現状を知ってもらうことが大切だと考えました。そして体験の時には,漁業の良い面だけでなく,大変な面なども知ってもらい,そのうえで漁業に興味を持ってくれる人を探していくことが大切だと考えました。
まとめ
今回の実習では今まで,話でしか聞いたことが無かった漁村の現状や問題を実際に体験することができ,とても実感を得ることができました。二木島は非常に穏やかなところで,時間がゆったりと過ぎていく感覚がありました。もし普段時間に急かされながら過ごしている人がいたら,ぜひ訪れてみてください。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
今回お世話になった場所
GATE二木島ラボさん
三重県熊野市二木島530−3
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