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バックエンドエンジニアの概要

バックエンドエンジニアとは


 バックエンドエンジニは、WEBサイトの目に見えない部分の作成を行うエンジニアです。例えば、システムで使用するハードウェアの選定や導入、セキュリティ、クライアントが必要とするデータの保存や管理といった部分の開発を行います。

バックエンドエンジニアに必要なスキル


要件定義


要件定義とは、クライアントが作りたいシステムにどういう機能が必要で、システムを作ることで解決したい問題はなんであるかなどを定義するものです。クライアントとの、システムに対するイメージをすり合わせます。

サーバー構築


 WebサーバやDB(データベース)サーバなど、システムに必要なサーバの設計と構築を行うスキルです。メールの送受信するためのメールサーバ、Webサービスを利用するためのWebサーバ、データベースを扱う時のデータベースサーバなどを必要に応じて構築します。

データベース構築


 データベース構築とはWebサイトを運用するために必要な複数のデータを、分類分けして一つにまとめることです。WebサーバとプログラムがあればWebサイトの運用はできます。電話帳、住所録、顧客名簿、利用者に提供する情報などを項目別でまとめて管理できれば、必要に応じて目的のデータを参照することができます。

プログラム開発


 プログラム開発とは、案件に応じて適切なプログラミング言語でシステムを構築することです。PCに命令を出し実行させるための言語であるプログラミング言語で必要な機能を備えたシステムを開発します。プログラミング言語は多くの種類があり、それぞれ得意とする分野があります。多くのプログラミング言語から適切な言語を選択し開発する必要があります。

保守・運用


 保守や運用とは、構築したサーバや開発したプログラムなどに問題が生じた際に復旧したり、正常に動作するために管理することです。システム障害が起きると企業にとって大きな損失を出す可能性があり、異常が発生した際に迅速に復旧しシステムが止まらないようにすることが大切です。また、定期的にシステムを最適なものにアップデートしたり、機能を強化する作業や、バックアップを作成したり、アクセスログに不審なログがないかを監視する作業を行います。

バックエンドエンジニアのキャリアパス


 バックエンドエンジニアのキャリアパスは、バックエンドエンジニアの技術を高めてプロダクトマネージャー、システムエンジニア、フルスタックエンジニアにすすむキャリアや、Web制作全般を管理するWEBディレックターとしてクライアントと制作現場をつなぐ役割を担ったり、サイト分析やSEO対策、Web広告などでクライアントのサービスのマーケティングをサポートするWEBマーケターとして、Webサイト改善、改修提案などを行うキャリアがあります。
 バックエンドエンジニアは、フロントエンドエンジニアと協力してシステムを開発します。そのため、フロントエンドエンジニアの知識についても理解しておく必要があります。