ケチャップ

　ハインツのケチャップが好きだ。

　子供のころは家にあったのがカゴメのケチャップだった。妙なすっぱさと、下卑た甘みがきらいだった。大学に入ってから友人に勧められて買うようになった。

　ケチャップを料理に使うと赤くなるから、トマトをイメージして食べるとだいたい幻滅する。子供のころはそれでケチャップが嫌いだった。今は好きだけど。

　とはいえ、ケチャップを日常的に使う機会というのはなかなかない。料理に使うとしたら洋食だし、揚げ物につけるといってもなかなかない。うちでケチャップの使用率の上位を占める料理、それはホットドッグだ。ホットドッグといっても角形の食パンを使うのだが。

　ホットドッグ用のソーセージ（うちはジョンソンヴィル）をゆでてから食パンの上にのせて、とろけるスライスチーズをのせる。そのあとオーブントースターでパンに軽く焦げ目がつくくらいまで焼いたあと、ハインツのケチャップと粒マスタードをかけて、パンを折るようにしてソーセージを包んでたべる。

　簡単にできてタンパク質も補給出来るので、つい作ってしまう。他のケチャップもおいしいのかな。試してみたいけどなかなかやらない。