高校でマネー教育が始まるらしい


飛ばし記事かと思いきや、高校生を対象としたお金の授業が2022年度から実際に始まるということらしいです。私は独立した科目として「金融」があるべきだと思いますが、どうやら公民科と家庭科に組み込まれるらしいです。

教育の進歩という意味ではよいことですが、ちなみにこういう話の前提で枕詞のごとく次のようなことを耳にします。

小学校からお金に関する授業が行われている欧米とは異なり、日本では子どもがお金の話をするのは好ましくないという風潮もあって、子どもへのマネー教育は遅れていました。

私は海外の教育を受けてないのでニュースを見聞きする程度の知識しかありませんが、海外ではマネー教育を早い段階からしているんでしょうね。しかし、教育が実際に本人に届くかどうかは所詮別物です。アメリカでもコロナ禍の中、若者が自殺する悲しい事件がありました。

日本の高校で実際に始まったとしても、同じ問題に必ず直面するでしょう。
「海外ではお金の教育をしている」
「日本でもやろう」
「これで日本の若者もばっちり」
のように単純なものではないですし…所詮人間は欲に弱いものです。

マネー教育の記事内では、金融庁職員が講師となって「出張授業」するなどサポートを行うという記述がありますが、人手は足りるんでしょうか。元記事にある民間会社もそうですが、こういう時こそ民間の力を上手に利用できればよいですね。

くれぐれも教師に押しつけて、これまでの勉学の時間を削って退屈な内容を増やしただけの結果にならないことを願っております。

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