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乗船漁業実習Ⅱ

7月10日から8月10日まで海洋大の所有する練習船で乗船漁業実習Ⅱに参加してきました。これで、私は、航海訓練所の乗船履歴 1月0日に加えて、1月0日の合計2ヶ月目の乗船履歴を、海洋科学部の学生としては1歩早めに得たことになります。(あと、11月乗らないと卒業できないな😇)

今回乗船したのは『練習船 神鷹丸』です。

神鷹丸は、

国内総トン数 986トン
全長 約65メートル
全幅 12メートル

で、CPPを2機搭載している世界でも珍しい電気推進船です。

( 舞鶴港着岸中の神鷹丸 )

乗船実習って乗ってるだけ?
→いえいえ、そんなことありません。

今回は、サブワッチと呼ばれる航海士役の実習は行いませんでしたが、見張りや、船位測定、操舵にログブックなど、やる事は沢山あります。お客さんとして乗ってるわけじゃないんですからね。

また、神鷹丸は漁業設備を4種類(トロール、イカ釣り、マグロ延縄、流し網)行うことが出来る非常に特殊な第三種漁業実習船です。

(神鷹丸のトロール用漁網)

今回の実習での漁獲物は、体長や重量を測定した後、食べれるものは美味しく食べさせて頂きました。また、食べれないものや食べきれないものは、調査用の餌として利用したりするなど、無駄には致しません。漁業調査が目的なので水産庁に漁獲物の種類や量を報告する義務があるとかないとか。

( トロール漁業で漁獲された鯖 )

( 漁獲物を利用した神鷹丸での食事 )

船乗って魚とって、更にはしっかりと海洋観測とかもしているんですよ。エコーサウンダー、CTDや採水器、ORIネット や ニューストンネットなど色々な観測機材を積み込んでいます。

今回は、日本国の事業で『海洋を浮遊するゴミ』を目視で観測し、記録するという調査を1ヶ月間 航行中は日中ほぼ毎日行いました。このデータを利用した研究が国際会議で発表されると聴いてとても期待しております。

( 投下準備中のCTD付き採水器)

( 投下中のORIネット )

今回は、台風の影響などもあり、着眼している日がとても多かったです。

とりあえず、1ヶ月間乗ってれば単位は来ると思います。なにか、やらかさなければ、普通に楽しいですし。最後に、海技士試験を兼ねているので試験がありますが、どこ出すかおおよそ言ってくれるのでそこだけ完璧にすれば合格点間違いなしです。人生の経験にもなりますし、なんと、専門科目3単位分。これは、取らない訳には行きませんね。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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