緊急事態29日目

緊急事態宣言から1か月近く経った。区の防災放送が区長からのメッセージみたいなのを流し始めて、非日常感をますます押し出そうとしているが、谷中の人出はあいかわらず。連休中は晴れていたのもあって霊園はとくににぎわっていた。人が多いのは前から苦手だが、不快さが増している。

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週末に用事があって、ひさしぶりに電車に乗った。2か月ぶりくらい。窓が開けられてるのを知らなかった。地元は113系が走っていたので電車の窓が開いているのは普通だったが、都内で見るのははじめてかもしれない。窓から入る風が気持ちいい。20年ぶりくらいの感覚。

駅も車内もがらがらだった。近所のほうがよほど人が多い。夜の上り電車の空き具合と大きな黒い車窓が前から好きだったが、終電近くの山手線で同じ経験ができるとは思わなかった。不謹慎だとは思いつつ、ずっとこうだったらよいと思った。

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コーヒー豆を先週に買ったものの、ペーパーフィルターが切れていて（毎回買うのを忘れる）しばらくコーヒーを飲んでない。たぶん離脱症状でここ数日は頭痛がひどかったが、昨日からましになった。ついでに寝つきと寝起きがやたらよくなっている。人生の生産性のためにはカフェインをとらないほうがいいのかもしれない。

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夜中に緊急地震速報の音で一瞬目が覚める。寝ぼけていると感情が働かない。本棚が崩れたら大変ですね～みたいな他人事の心配をしつつ、そのまま寝る。

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今日は雨がよく降っていて涼しい。夕方、気分がよくてペーパーフィルターだけを買いに徒歩でコンビニへ。栗の花のにおいがして梅雨感がある。

ペーパーフィルターはいつも100枚入りを買うので、半年くらいごとに買うことになる。前回はどこで買ったかなと思い出そうとして思い出せなかったが、次回買うときは今日のことを思い出せるんだろう。どういう感想とともに思い出されるのかはわからないが。