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入院後半~退院までのおもいで【たくさんとれた!】

術後2日目に、トイレまで歩けることを確認して尿道カテーテルを抜いてもらった。全然余裕。
男性はこの尿道カテーテル結構な激痛らしいけど、女子~~~!!安心しいや~~~~!!(熊本プロレス)
抜くときにフゥ~~~と息を吐くのを実践してみたのも良かったかもしれない。
ご飯もちゃんと食べられるよになったので、点滴もこの日に抜けた。

この日は病室が個室から大部屋に移動になってしまった。
個室希望だったのもあって、ええ~~😔と思ったけど実際大部屋に移動してみたら、人の気配があったほうがなんか…ええやん!!
向かいのベッドは交通事故で緊急搬送されてきたギャルだったが、「昨日の夜全然寝てなぃ…脇腹痛すぎてマヂ泣きながら我慢してたヵラ。。。」って看護師さんに鬼語りしてて
痛みに耐えて辛い思いしてるの自分だけじゃないんだ…!と心強かった。
この日の夜が一番辛かった。
背中の硬膜外麻酔が夜中に切れる予定で、翌朝に麻酔の管を抜くよと聞いていた。
夜中の2時ごろ、お腹だけでなく背中全体も燃やされてない!!??みたいなシビレるような痛み。
寝ているのもしんどくなり、燃え尽きたぜ…真っ白にな…のポーズでうな垂れてベッドに腰かけていたところを巡回の看護師さんに発見される。
看護師さん「わっ!どうしました!!??大丈夫!?」
ワイ「もう…痛すぎて…もうどこが痛いかわからなくてェ…ヘヘッ…」←なに笑ろてんねん
看護師さん「あっ!だってほら硬膜外麻酔全部終わってる!いや~体は正直ですねぇ~~~

日常生活でこんなにも「体は正直」という言葉がしっくりくることあるだろうか。こんなの初めて。
クッソ痛かったけどクッソおもしろかった。

うな垂れてないで早くナースコール押せばよかったのに、と今になって思う。こんな時にも我慢してしまう性分。いやですねぇ~

3日目の朝、予定とおりに硬膜外麻酔を入れていた背中の管を抜いた。
これも全然痛くなかった。ちょっと変な感じはするけど。
この麻酔がなかったらもっと痛かったんだと思い、ゾッとして
「3日間ありがとうございました。お世話になりました。」と麻酔薬が入ってたポーチに向かって感謝を述べた。
なんだか入院中ってなんにでも有難み感じて感謝しがち。

硬膜外麻酔が外れてからは、鬼のような腰痛が襲ってきた。
主治医曰く子宮の後ろ側(背中の方)を沢山切って縫ってしてあるので
生理痛のような感じで腰痛が出ちゃってるかもしれないとのことだった。
入院生活の後半はとにかく腰痛が酷くて泣きそうだった。
お腹を庇うように歩いてしまうので(猫背)これがあまりよろしくないようで、背筋を伸ばすことを意識して歩いた。
あとは、ひとつひとつの動作に移る前に深呼吸をしてフッと体の力を抜く事を教わった。
普段生活しててそんなことしないけど、術後の身体にはこういう、力を抜く、区切りをつけて動く、ことが大切らしい。

シャワーを浴びれるようになったのは術後5日目だった。
これ地味に結構しんどかった。
毎日看護師さんが清潔ケアはしてくれて着替えてはいるものの…
傷口見るのは怖かったけど、シャワーほんと気持ち良かった。
ひとり30分で限られた時間ではあるけど。

そんなこんなで術後7日目に主治医診察あり。
この時初めて、自分の子宮と卵巣から収穫?したものの写真を見せてもらった。
本当は実物を見たかった!し、スマホで画像撮らせてもらえばよかった…
とりあえず記憶が新しいうちに描き残しておいた。

全部合わせて500gくらい?

私は子宮の内側ではなくて、外側にできるタイプ。
満タンの500mlペットボトルを一本お腹に入れて過ごしていたかんじ?
んなアホな…
そうだよアホだよ~♪(ヤケクソ)
大きい方(12cm)はデッケー白子みたいで、
小さい方(5cm)はデッケー砂肝みたいだった。

子宮筋腫と併せて、卵巣腫瘍もTAKE OUTした。
本来、私の卵巣腫瘍の状態(2~3㎝くらいの大きさで、短期間で急激な大きさの変化がない)だと手術するまでもなく経過観察になるようだったけど
どうせ開腹手術するのだから、ということで一緒に取ってもらった。
卵巣腫瘍って、手術して病理検査してみないと100%良性というのがわからないらしい。

左卵巣からは二つ腫瘍が取れた。右の卵巣は綺麗だったって。よかった。
腫瘍を真ん中でパカっと割った写真を見せられた。

思わず声出た

結構ビビるけど、これってよくあることみたい。
エグ~~!!
でもよく考えたらそうか~卵巣って人間の素がつくられてるんだもんなぁ~
そもそも人間の胎内で人間つくられてるの…どない!?!?大丈夫そ!?
すごない!!???!!
だし、自分にもその機能があるのだということを初めて思い知ったかもしれない。
こんなこと気にしたこともなかった。
ていうかまって?自分も母の…人間の胎内に居たのすごない…??
冷静に考えれば考えるほどエグい…どういうことなの…(レ)
人体の不思議…生命の神秘…
ちなみに自分が妊娠した場合は経腟分娩不可で、帝王切開一択と言われた。

さらにこの翌日、退院前日には主治医の上司(病棟の責任者の医長先生)の診察あり。
現状の私の子宮は数か所切ったり縫ったりで歪な形ではあるけど、
今後生理が来るたびに少しづつ形が修復されていって、綺麗な子宮に戻るよ~😊と言われて嬉しかった。
なにより嬉しかったのは
「主治医先生たち、あなたの手術すっごく大変そうだったけど、すっごくがんばってたよ~!」
と教えてくれたこと。
執刀してくれた主治医ネキ…
普段はクール系なんだけどぽわぽわしていて優しくて
飄々とした感じだけど、本当一生懸命やってくれたんだなと、改めて感謝の気持ちでいっぱいになった。
なんか、もっと自分の体調気を付けよう、もっと自分を大事にしようと思った。

関わってくれた医師のみなさん、看護師のみなさん全員本当に優しくて幸せだった。正直もうちょっと入院していたかった。帰りとうなかった!!
そもそも人の命を預かるとかいう責任重すぎるお仕事をされていること自体が尊敬。
どんなに忙しくても嫌な顔ひとつせずに対応できる精神力…プロだ…
仕事中忙しくてすぐイライラする自分、まじ恥すぎるよねって…
そんな気持ちで10日間の入院を終え、無事退院となりました。

医療従事者のみなさんの年収を100億にしてあげてください。
私の願いはそれだけです。

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