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術後1日目のおもいで

前の日の19時に手術終わり、
動けずにひたすら寝て起きてを繰り返す長い夜を過ごす。
看護師さんに今何時ですか?と聞いたら、あとちょっとで6時だよ~と言われホッとした。
「おしっこいっぱい出てるね!」
尿道カテーテルから吸引され知らず知らずのうちにどこかに溜まっているらしき尿。
えっ…そ、そうなんですか////(照り)
「うん、いいこといいこと!!(にっこり)」と褒められる。(さらに照り)

まだ食事はとれず、朝食なし。
じわじわと生理のときの鈍痛みたいなものがわいてくる。(やがてこの痛みは猛火となり地獄と化す)
お腹の傷が痛いというよりは中の方、子宮が痛い。
ロキソニンをもらう。
「今日の午前中はベッド上安静です。で!お昼食べたら一緒に歩きましょう!」
ふぇえぇ!?も、もう!?あるきゅのぉ!?!?(困惑)(裏声)
朝の回診で主治医ネキ+ほかの婦人科の先生2人がゾロゾロと3人でやってくる。
手術はチームで行うと言っていたので、その先生方かな?
改めて、子宮も卵巣も温存して筋腫・腫瘍のみを無事に取り除けていることを説明受ける。
手術中の出血も350㎖くらいで、自己血輸血400㎖を戻して無事に貧血もなし(これが一番安心した)
「子宮筋腫の手術はどんなに経過良くても数日は発熱あるからね~」とのこと。
自分の場合は大袈裟な熱は出なかったけど37.0~37.4℃くらいまでを行ったり来たりしていた記憶。

ガス(おなら)は出ましたか??の問いに「けっこうたくさん出ました!」と無駄に元気よく答える。
先生たちから「おお~!」と沸き起こる拍手。
朝から立て続けに排尿と放屁を祝福されちゃったネ😊
術後は腸の状態大事だからネ。

術後の身体の治安はこんな感じなんですが…

まみれにまみれて

腹部に溜まる血?を排出するためのドレーンという管をさっそく抜くことに。
もっと入れておくものなのかと思ってたけど。
ちなみにドレーン入ってるとこは特別痛くなかった。
(起き上がったりしてなかったからかも?)
ただ、抜くときの感覚がめっちゃ嫌だった!!!!
皮膚の下で何かがうごめくというか…
のぅるるん…って感じで抜ていった。
抜くのと同時にフ~っと口から息を吐くといいみたいだけど
テンパって実行できず、「お゛ぉ゛…」と小さく唸って終了。

お昼!丸1日+半日ぶりのごはん!
術後初の食事は固形物一切なしとわかっていたけど、それでもうれしかった。

やわらか~い


味噌汁とおかずは全部食べられたけど、おかゆ(重湯)が半分も食べられず無念。
食後の吐き気がじわじわ。
全身麻酔だからどうしても吐き気は出ちゃうから、水分たくさんとっておしっこいっぱい出そう!とのこと。
うん!出そう!!(ゴクゴク)

午後は歩行練習。今日は病室の中だけ動いてOK。
ベッドからの起き上がり方、立ち上がり方のレクチャーを受ける。
点滴台につかまりながらも自分の足で立ったー!!クララが立った~!!!
どうしてもお腹を庇う感じで背中を丸めてしまうけど、
そうではなく、背筋はちゃんと伸ばした方がいい!とアドバイス。
イデデデ!!となりながらも背筋を伸ばして立ってみる。
「ちょっと我慢。めっちゃ我慢はしなくていいけどね!
ちょっと我慢して背筋伸ばして少しづつ動く!動いた方が傷口の回復が早いよ!」
押忍!!!!(涙目)

この歩行練習のあと、もう一回だけ自分で起き上がって部屋のなかを2往復くらいした。
夜になるにつれて少しづつ痛みが増していってロキソニンとお友達。
夜上手く寝付けないと漏らしたら、
「傷口の回復には、よく寝て、よく食べることが大事」とのことで勧められて、人生初の眠剤。
ストンと寝落ちて5時間くらい熟睡、しかし燃えるような痛みで目が覚める。
ちょま…腹痛ァ!!ていうか子宮焼かれてない!?大丈夫そ??イデ~~~(ナースコールポチ~~)(ロキソニン追加)

よく入院中は「レベル10段階で言うとどれくらいの痛みですか?」と聞かれることが多かった。
この日は最大でレベル8って答えてたかな…?
術後すぐの夜はレベル1~2(余裕)
術後1日目の朝はレベル3くらいからじわじわ痛みが上昇していった。
自分で言うのもなんだけど痛みには強いというか、わりと我慢できちゃうというかしてしまう方なので…
人によってはもうこれレベル10!!となってるのかもしれない。

内側から湧き上がる鈍痛…激やばなときの生理痛というか…う~~ん…
変な表現になっちゃうけど、痛すぎてなんか熱くてお腹がサーッとなる感覚?があった。血の気が引く感じというか…?

まあそりゃあ子宮切って縫ってされているんだから痛いですわな。
子宮もいきなり開けられて切られて縫われてびっくりするわよね。
ごめんね。
いいよ。(快諾)

#子宮筋腫
#巨大子宮筋腫
#開腹手術

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