地獄の胃カメラ体験を詳細に語る

青機ズミです。
胃酸過多、逆流性食道炎もちのワタクシ。
本日、人生で3回目の胃カメラを飲んできました。

前回2回は鎮静剤を使用。
意識が飛んでいる最中に検査をしてもらっていたのですが
その後薬を抜くために1時間ほどの点滴や、
帰りも自転車で帰れないのが煩わしかったのです。

母親は胃カメラを何度も飲んでいて、
「なんてことないよ~、喉が広がりやすいほうだとは言われたけど」
と余裕のプロっぷりを見せつけられていたため
私も大丈夫か否かのデータがほしかったのと、
意識がある胃カメラというものを、人生で一度は体験してみるのもありかも!
という好奇心から、鎮静剤なしで挑戦することにした。

結果

二 度 と 御 免 でした


以下、地獄の体験のレポートです。

検査前、初めての挑戦なので
不安になり看護師さんに質問

我「検査の時間ってどれくらいですか?」
看護師さん「10分くらいですかね~」
我「(長いな…)」


検査台の上に座ります。
まずは胃の中の泡を消す水を飲む。
おいしくはないが、まぁ比較的飲みやすい感じ。

続いて、のどの麻酔ゼリーを口に含む。
飲み込まないように、かつ喉の奥に溜めた状態で、仰向けに寝て3分我慢。

喉に異物があるのに飲み込んではいけない。
だんだん喉がマヒしてくる。
味もそんなにおいしくない。

…これが結構しんどい!!そしてタイマーが見れない!!
こういうときの3分間が長く感じるものだが、浣腸の待ち時間だと思い耐えた。

浣腸の時は自宅のGoogle homeでタイマーセットして、残り時間をGoogleさんに聞きながら我慢するのだが
その時と同じ状況を脳内シミュレーションをして耐えた

我「OKグーグル、タイマーの残りは?」
Google home「残り1分30秒です(脳内Googleの架空の残り時間)」
我「OKあと半分!(実際にあと半分かはわからん)」

ここまでは鎮静剤の時と同じ手順である。


つづいて、今回初めての筋肉注射。
胃の活動をなんちゃらかんちゃらするためと説明を受けたのですが、忘れました。

鎮静剤の時は点滴にその成分が含まれていたので不要でしたが、
今回は点滴をしないため注射で投入。

普通に痛い。
翌日腕が腫れるらしい。

台の上に横になり、検査の体制へ。

「左側を下にして」
「左足をうしろへ、右足を前に出してくださいー」
「背中に枕置きますねー」

看護師さんの細かい指示が入る。

常時血圧を測るため、血圧計をセット。

喉がマヒして呑み込めなくなっているため、出てくる唾液は垂れ流しの要介護状態。
口の前にカップが置かれるため、そこに垂れ流す。
人としての尊厳は置いてきた。

先生がくるまで一人で待機。
緊張の瞬間である。

血圧計が右腕を締め付けてくる。
喉がマヒして気持ち悪い。
大丈夫だ!私は胃カメラのプロの娘だ!!きっとなんてことないだろう!!と
緊張しつつもそこそこ楽観的に構えていた
(もちろんこの後裏切られる)


先生登場。

「喉の麻酔追加します。スプレーしますので飲み込んでください」

にっが!!!!涙

マウスピースを口にくわえる。

いつもなら鎮静剤の注入で意識が飛んでいるところなので
ここからが未体験ゾーンである。

まだかまだかと先生の手元をみていると、謎の液体にカメラの管を浸している

く、くるのか!

いよいよ挿入

「オエ゛ッ」 嘔吐反射がくる

え、なにこれ苦しい

喉が異物感で埋まってる

嘘だろ、え?
これを10分!!!??

耐える
…が、反射が止まらない

「ゴゲェッ!!」「ゲエエッッ!!」

すごい音が出る。

全力で体がカメラを拒否っている。

速攻でこの選択を後悔する

(今からでも意識を飛ばしてくれええええ!!!!)

薄らヒンヤリした管の感覚
喉、食道いっぱいに埋め尽くされる異物感
胃を直接触られている感じが分かる、この恐怖と気持ち悪さ!!

確実に体にとっての異常状態!!!
今、自然ではありえない状態になっている!!!

「たくさんの人が体験している、なんてことのない検査だ」
と自分に言い聞かせる。

嘔吐反射落ち着いてきたかな…もうこないでくれ…

「ゴゲベエエッッ!!」

収まったと思ったら、間を開けてデカい反射がくる

の、喉が破損する!食道は無事なのか??

(前回の検査の時は、意識が戻った瞬間喉がとても痛かったのだけど
こんだけゴゲゴゲいってりゃ、そりゃ管とこすれて傷つくわな、と納得した。)

普段、ネイチャーメイドのデカいサプリメントをんでいる要領で、懸命に喉を開こうとする
体に力が入っているのがわかるので、リラックスしようとするが、怖いもんは怖い

嘔吐反射が落ち着いてくると、今度は恐怖と気持ち悪さがピークに達し

「ウ゛ーッッ ウ゛ー」
「ウ゛ウ゛ウ゛ー…ウ゛ウ゛ウ゛ー…」

と、自然とうめき声がもれてくる。

異物が喉を埋め尽くしている!
異物が胃の内側を触っている!
これがかなりの恐怖だった。

常時看護師さんが背中をさすってくれていて、それを励みに耐える
片目から涙が出てきていた

「大丈夫ですよ~」
「大丈夫、大丈夫」

残り時間どれくらいなんや!!!

怖いよォォ~
助けてくれえ~

「ウーッ…ウーッ…」
としばらく呻き続け、ひたすらに耐え続る

「カメラ抜きますよ、もう少しですからね~」


(ヤッタアアアアアアア!!!!!)


抜く瞬間は、喉がきつくなるような感覚。
呼吸がしずらく、自然と息を止めてしまう

「ここ、息止めてください~」

(もう止めてます!!!)

「終わりましたよー、お疲れさまでした(カメラスルリ)」


終わったああああああ!!!!!


看護師さん「どうでしたか?」
我「いやもう二度と御免です」
看護師さん「でもお上手でしたよ」

どうやらお上手だったらしい

恐怖と緊張で体がこわばっていたのがわかったので
血圧を聞いてみた。
平常時より30くらい上がっていたそうだ。
もともとが超低血圧なので、上昇してやっと正常値くらいだったが笑

憔悴しきってしまったのと、食道と胃の違和感が抜けず
落ち着くまでしばらく横になり休息。

その後、検査結果&アドバイスを聞いて終了!

先生「今回は何で薬なしだったの?笑」
と聞かれる。

検査結果は、2年前の検査の時より、胃と食道のつなぎ目がじゃっかん緩んでいたものの
胃の内部はとくに悪化は見られないそう。
服用中の薬も強くせずに、同じものを継続でよさそうとのこと!これはよかった~。

この2年間も、自分の症状に対してあまり深刻ではなかったため、あまり治るような生活習慣ではなかった。
アドバイスをもとに、食事生活の改善頑張ります。

飲んだ瞬間は今回の選択を後悔しましたが、
なんとか耐えきった後は、人生経験のネタというかデータの一つとして
やってみてよかったかも、と思えました。
(どんだけ好奇心)

もちろんもう二度とやりたくないですけどね!!
この記事を書いている現在、検査後から数時間たっているのですが
まだ喉が傷ついて痛いです…!!

次があるならまた鎮静剤使用します!
カメラ挿入~取り出し後までの間、意識も記憶もなく、時間がワープして終わる感じですので、
胃カメラ未経験の方は、使えるのならぜひ鎮静剤を使いましょう!!笑

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