見出し画像

4年間戦い続けた結果到着したのは、歩みへの肯定と、別れへの決意、抱いたイーハトーヴについて。

尾崎勇太です。noteでは本当にお久しぶりとなります!
今日、記事を書こうとしてログインをしたところ アカウント登録4周年のお知らせが通知されました。
4年前、コロナウイルスによって何も出来なくなった自分が、その鬱屈とした想いと思考を発散するように書き始めたnoteですが、もうあの日々は4年も前の事なんだな、と大層驚いて文字を打っています。
(あの頃の記事も、またいつか公開したいですね。ちょっと耐えきれない今は・笑)
いきなりの更新。だらだらと綴ってしまいそうですので、早めに本題に触れておこうと思います。今回はバンドの話。

Khamai Leon 2nd ALBUM 「IHATOV」リリース致しました。


・・・・・!!!
noteでバンドの事に触れるのは初めてのことです
自分がリーダーとして活動しているバンド 
Khamai Leon(カメレオン) が2枚目となるフルアルバム 「IHATOV」(イーハトーヴ) を本日リリース致しました。

今から4年前、コロナ社会で何も出来なくなった自分達が心を寄せ合ってサバイブしていた中、本当の意味で世の中から解放されて思い思いを自由に込めて作り上げた1作目 「hymn」から丸2年、大変な思いをして、なんとか完成に至りました。なんとか・笑

2022年にバンドとしてアルバムをリリースして、本格的に活動をスタートさせたKhamai Leonですが、今日までの道のりは、恐らくリスナーの皆さんには想像できないほどの土砂降り、泥濘んだ荒地を一歩一歩這っていくような日々でした。

この辺りの話はまたインタビューで公開されると思うので端折りますが、
音楽的にも、精神的にも、身体的にも、決してポジティブな思い出ばかりでは無く、どちらかというと今までの人生の中でも本当に苦しい日々だった と感じています。

その中で発表した IHATOV について 少しだけ綴っていきます。


アルバムについて

イーハトーヴ は宮沢賢治の作品に出てくる架空の世界・地名 で、恐らく彼の故郷である岩手県をもじった、心象世界にある理想郷 みたいなニュアンスの言葉だと認識いただけますと幸いです。
それゆえに、割と多くの方から なんでいきなり宮沢賢治?? みたいなコメントを頂戴しますが、賢治自体にフォーカスして作ったアルバムという訳ではなく、この言葉が持つ抽象性と語感に頼ったものであると ご理解くださいませ。

で、アルバムの話に戻りますが
じゃあ僕たちの理想郷ってなんなんだろう。

2年前、自分達が今まで生きてきたクラシック・ジャズの世界に対するアンチテーゼ として打ち出したhymn を掲げて2年間、ライブを中心に活動してきましたが、結局感じるのは当時と同じ、今自分がいる場所に対する違和感・疎外感でした。
ライブハウスでライブをしても、なんとなく他のバンドとは音楽の内容も違うし、コミュニケーションにもぎこちなさを感じることも少なからずあり。
なかなか前へ進まない コレジャナイ感 に苛まれ続け、特に2023年後半はどうにも回答が見つからないまま時間が経過していく日々を歩んでいました。
(無いものねだりマンですよね ウケる)


僕たちは、もちろん本当に色々な音楽が好きで 色んな選択肢を選べる環境で生きてるな、と本当に感じているのですが
やはりフジロックにでて、満員のハコでライブをした記憶 は本当に何にも代え難い、呪いのような幸せな魔法に取り憑かれてしまっています。
多くの人に聴いてもらいたい、伝えたい。
この気持ちだけが先行して、自分達らしさは何か、自分にできることは何か、模索しては否定して を繰り返していました。
この、バンドマンあるあるランキング トップに君臨し続ける悩みは、本当に手強いですね・笑 

この問いに、一旦の終止符を打つことができた ある種の解決策、に
このイーハトーヴ という言葉が繋がります。

IHATOV(理想郷)はすでにここにある

去年の6月、自動車の免許合宿にて、香川県の観音寺市に2週間滞在しました。

幸い(?)教習もとてもスムーズで、併設の温泉に毎日浸かって、好きな食事を楽しみ、朝は早起きして釣りに行く。仕事も音楽とも一旦セパレートして、ほぼ休暇みたいな日々を送っていました。

そんな超超快適幸せライフを過ごしていた中でも、やはり自分達の音楽についての考えはずっっと脳内を巡っています。こうなりたい、どうなりたい?どうなれる?どうなれない?ぼんやりとだけ、毎日考える。

合宿も後半に差し掛かって、毎日行った瀬戸内の堤防で、本当に久しぶりに、10曲目の潮鳴 のデモを聴いて 涙を流しました。
フルートってこんなに美しいんだ、自分たちの音楽は、こんな熱量があるのか
自分達が探している答えは もう手の内にあるんじゃないか
本当にうっすらだけど、そう感じることができました。
ここからまた東京の社会に戻ってきて、もう ふた悶着くらいありますが、笑
これが今作のイーハトーヴの、始まりのエピソードだと思っています。

色んなコンプレックスがある中、今までの自分の歩みを肯定して、そこに2本の足で立つ。
今まで育ってきた環境に誇りを持って、歪な力技で・笑 
自分達の音楽を示して行きたいな と思います。


ラスト でもここから始まる

なんとなくみんなと違う、なんとなく変な音楽、なんとなく憧れて、なんとなく嫌悪して
そんな繰り返しはきっとこれから先もずっと立ちはだかる迷いなんだなとは自覚しています。
特に今作は、前作にも増して熱量も密度も高く、結構びっくりするような曲も多かったり、聴くのも大変だと思います。
ただここは、スタート地点。準備は整った!
ここから再起動してKhamai Leonはまた新たなフェーズに進んでいくぞ という気概だけでも受け取っていただけますと幸いです。
どの曲も、一筋縄ではいかなかったとっても思い出深い曲たちです。
是非、たくさん聴いて、思いっきり世の中に広めていくお手伝い、協力よろしくお願いします!
ほんとに始まったばっかりやん!!!

てゆか色々言ったけど御託はええんです!笑
今投稿前に読み直してめっちゃでわろてる。全然ラフな感じでええんですよ、遊んでいきましょー
カメのライブ、めっちゃすごいことなっていくと思うので、本当にそれもお楽しみに まじで
よろしくす!!!!!

Khamai Leon 2nd album 『 IHATOV 』

- track list -
1. a hazy view from IHATOV
2. Time flies like an arrow
3. 森
4. Skew
5. ほならね
6. 浴室にて、
7. 泡沫∞
8. 漣
9. イーハトーヴ
10. 潮鳴
11. SUPER EGO!!

【Live】 Khamai Leon 2nd ALBUM release TOUR

名古屋 6/3 (月) K.Dハポン  w/ HALLEY
大阪 6/5 (水) LIVE SPACE CONPASS w/ um-hum , 幽体コミュニケーションズ
東京 7/5 (金) Spotify O-nest w/ 笹川真生 , +1 artist(後日発表!!)

▼チケット受付はこちら https://eplus.jp/sf/word/0000141815


2024.5.29(wed.) wan!15 at 下北沢THREE
https://t.livepocket.jp/e/0529wan15

Official Twitter  https://twitter.com/khamaileon_info

Official Instagram https://www.instagram.com/khamaileon.info/

いつも応援ありがとうございます。 面白い記事、たくさん書きますので、期待を込めて、ぽちっとください :)