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コーヒーの沼 第44歩 冷蔵機器のこと

皆さまこんにちは。 今日はコーヒーとは直接関係ないのですが、
最近、厨房機器メーカー様を訪問して初めて知ったことを
ランダムに書きます。

ZKは、コーヒー屋さんを目指し奮闘しています。
お店を始めるにあたって、厨房機器なる物を購入せねばならぬ!
と言うことで、厨房機器メーカーのテストキッチンを先日訪問しました。

ZKでは、メイン商品にホットコーヒーを据えようと思ってはいるのですが、温暖化もあり、アイスコーヒーの需要が高まるだろうと見越し、
アイス商品用の機器について学んできました。

まずは製氷機。
最近では家庭用の冷蔵庫でも自動製氷機能がついているものも
珍しくありませんが、その製氷作業に特化した機械です。

据え付ける場所や必要なサイズ、生成される氷の形によっていろいろな
機種があります。ZKのお店はそこまで大きくないので、一番小ぶりな
商品にあたりを付けてメーカー様を訪問。

価格も手ごろだったので、それを注文しようとしていたのですが
「そちらは、飲食店用ではなく、保健室などに導入しているタイプです。」なんと。製氷機って、飲食以外でも使われているのですね。
保健室で氷が必要??と最初は思ったのですが、氷嚢などで使いますね。
冷静に考え、そっかと納得。最近は熱中症などのリスクも
高まっていますから、重宝されているのでしょう。
ということで、飲食店用の製氷機についてレクチャーをうけました。

そこで初めて知ったことがありました。
製氷機には給水と排水が必要なのです。
給水が必要。これは、わかります。氷の原材料は水ですから。
排水が必要?? 氷が排水?なぜと思っていたところ、

製氷機の庫内は密閉されていますが、氷を冷やしておく機能は
ついていないのです。知らなんだ。
そのため、庫内に長時間保存されている氷(庫内の下の方)はゆっくりと
溶けていくのだそう。その溶けた水を排出するホースがついているのです。

飲食業に携わっている方にとっては、
「おいおい、そんなことも知らないの?」レベルの話でしょうが、
厨房機器初体験のZKには、驚きの事実でした。

衛生面を考慮して使い切らなかった古い氷は廃棄の必要があるな。
その都度製氷機の中をからにしないといけないのかな?
結構面倒・・・と思っていたのですが、

非常にシンプルな方法で氷を循環させているのですね
(循環とは言えないか)

従って、製氷機の庫内、上側の氷は新しくて大きなもの、
下側の氷は、製氷から時間が経過していて溶けていますから、
やや小さな氷となります。
同席していた料理好きな相方も「初耳」と言っていました。

製氷機について初耳だったことがもう1つ。

美味しい氷が作りたいから、浄水器を通した水で氷を作りたいと
思ったのですが、簡単には行かないようです。

製氷機メーカーのHPにも、
「製氷機には必ず水道水を使用してください!
 塩素の除去された浄水器の水を製氷機に使用した場合、給水タンクや
 パイプの中でヌメリやカビが発生しやすくなってしまいます。
 そこからさらに雑菌が繁殖し、健康障害の原因になることがあります。」

とのこと。

そういえば、近くの湧き水を汲んできて、「美味しい!」と飲むことが
あるのですが、汲んでから2,3日たった水は廃棄が必要と
相方に言われたことを思い出しました。

きれいな水が蛇口から出るが当たり前の日本。
アリガタヤアリガタヤ。

今回もう1つ紹介を受けたのが、テーブル形冷蔵庫について。
いわゆるコールドテーブルです。こちらは給水はありませんが、
排水用のホースがあります。

冷蔵のみなので、製氷機のような氷が溶けるはないのですが・・・
答えは、霜。
冷却ファンで庫内を冷やしますが、庫内の湿度により、
ファンに霜がつきます。昔の家庭用冷蔵庫などでは、
庫内に霜がついているのを見た記憶ありませんか?
記憶のある方は、ZKと同年代ですね。今後ともよろしく!

で、その霜を定期的に取り除く機能が合って、その霜が水になったものを
庫外へ排出するため、冷蔵庫の下にホースがついています。

冷蔵庫の設置場所の条件によって変わるようですが、そこまで大量の水は
排出されないようです。

冷やす、凍らすマッシィーンに装備されたホースの理由、
勉強になりました。

店舗にどのスペックの機器を置くか、当分カタログとのにらめっこが
続きそうです。

今回はスピンオフ記事でした。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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