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【小児科ローテ前必読!】初期研修医が知っておくべきことまとめ

はじめに

次郎作こと、布施田泰之です。

医師5年目、小児科3年目で成育医療センターというところで後期研修を行っています。

成育医療センターには初期研修医の方々がローテーションしてくることもあり、日々どういうことを教えてあげれば良いか試行錯誤しています。

今回「初期研修医が小児科ローテ前に知っておくべきこと」と題して、

いつも初期研修医に伝えていることや伝えるべきだと思っていることをまとめて記事にしようと思います。

僕が初期研修医1年目のころ、けいれんで救急搬送されてきた小児の対応が全くわからず小児科の先生を呼んで対応してもらったことがあります。

あの時感じた「子どもって、全くわからない!」に関して、徹底解剖していこうと思います!

初期研修医向け 各科ローテ前必読記事の企画説明

初期研修の2年間はとてもストレスフルな期間です。

初めての社会人生活が始まると共に、医学的に未知の世界に1-2ヶ月おきに放り込まれ、同時に人間関係もガラッと変わってしまうからです。

そんな時に、ローテーション前に予め読んでおくだけで、少しだけでも心の準備が出来るような「読み物」があればなぁ、と初期研修医の時にずっと思っていました。

そんな自分が困った経験から「ローテ前必読記事」を執筆してくださる先生方を探していました。

現時点で、「レジデントのためのやさしイイ胸部画像教室」の長尾先生、「ただいま診断中!」シリーズの救急科坂本先生、産婦人科柴田先生、感染症内科伊東先生などの先生方に協力いただいています。

今回、有料noteでの公開にしたのは、「執筆料を払って質の高いコンテンツを作ることの出来る体制を整えたい」という意志の表れです。

この有料noteの収益は、全額先生方の執筆料に当てさせていただきます。

より良いコンテンツを初期研修医や若手医師のために作っていきたいと思っているので応援お願いします!

それでは、このままの流れで小児科ローテ前必読記事も是非お読みください!笑


小児の特徴

年齢で全く違う!

まず、小児の特徴は、

「子どもは小さな大人ではない」と言われるように、

大人と異なる点がたくさんあることです。

その上、小児の中でも「年齢で全く異なる」のがさらに小児の対応を難しくしていると思います。

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