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辰年プロモカードのレビュー

いよいよ最速で明日から日本では配布が始まる辰年プロモに関してレビューをしていこうと思います!


《揺るぎないサルカン/Sarkhan Unbroken》

サルカン
出てくるドラゴントークン

日本では3・4月に配られるカード(トークンは5・6月に《龍王の召使い/Dragonlord's Servant》と一緒に配布)。
タルキール龍紀伝初出のティムールカラー5マナのプレインズウォーカーで初期忠誠度4、+1で1マナとドロー、-2で4/4飛行のドラゴントークン生成、そして奥義は-8でライブラリーのドラゴンを好きなだけ戦場に!
《揺るぎないサルカン/Sarkhan Unbroken》のイラストは3種類目!

タルキール龍紀伝通常版
ミシックエディション版

9年前のタルキール龍紀伝のプレインズウォーカーなため、3色の割には奥義以外の能力は飛びぬけて強いわけではなく、奥義も+だけでは出してから4ターン後と遅いため、残念ながらスタンダードではあまり活躍できなかった。
しかし、+でマナ加速、-2でそこそこ大きいフライヤーと生成でき、奥義を狙わなくても汎用性は高い。
また、奥義のロマン具合は非常に魅力的で、《ドラゴンの嵐/Dragonstorm》ストーム無限相当で、しかも同時に出る!当時のスタンダードでも、もし決められていたら、《龍王ドロモカ/Dragonlord Dromoka》で除去から守りつつ《龍王コラガン/Dragonlord Kolaghan》で全体速攻が可能!
同様の奥義が《龍魂、サルカン/Sarkhan, Dragonsoul》でも使用可能だが、《揺るぎないサルカン/Sarkhan Unbroken》は軽い点と他の2つの能力が使いやすい点で優れ、《龍魂、サルカン/Sarkhan, Dragonsoul》は単色である点と出てから奥義までの必要ターンが短い点で優れる。

統率者等で使用する場合、ティムールカラーでも多相を使えば無限も可能!
例)《歩哨竜、ミーリム/Miirym, Sentinel Wyrm》+《峰の恐怖/Terror of the Peaks》+《変わり身の狂戦士/Changeling Berserker》で無限ダメージ

実際に自分のオースブレイカーはこのサルカンです。

相性の良い統率者

《歩哨竜、ミーリム/Miirym, Sentinel Wyrm》
色が一致し、《倍増の季節/Doubling Season》との相性が良い統率者でもあるため、奥義を狙いやすい!ミーリムを先出していなければ、上述したコンボはできないが、全部のドラゴンを出せば大体何とかなり、《ヘルカイトの狩猟者/Hellkite Courser》+《峰の恐怖/Terror of the Peaks》+《変わり身のタイタン/Changeling Titan》+《変わり身の狂戦士/Changeling Berserker》で無限をしたり、《倍増の季節/Doubling Season》経由なら、《アストラル・ドラゴン/Astral Dragon》でも面白いことにはなる。

《始祖ドラゴン/The Ur-Dragon》、《始祖ドラゴンの末裔/Scion of the Ur-Dragon》、《ティアマト/Tiamat》
ドラゴンデッキであることが多く、色が合う。奥義を安定して狙えるような構成にするのは少し難しいかもだが、奥義を決めれば大体勝てる。

その他相性の良いカード

《倍増の季節/Doubling Season》、《巨怪な略奪者、ヴォリンクレックス/Vorinclex, Monstrous Raider》
これらがある時に《揺るぎないサルカン/Sarkhan Unbroken》を出せば、大体勝てる。

《深輝エイ/Deepglow Skate》
逆に後出しでカウンターを倍にできる。

各種増殖や忠誠度カウンターを増やせる系カード
結局以下に奥義にたどり着くかになるかと思われるので、これらとも相性良し

《龍王の召使い/Dragonlord's Servant》

日本では5・6月にドラゴントークンと一緒に配られるカード。
タルキール龍紀伝初出のドラゴンを1マナ軽くできるゴブリン・シャーマン。

基本的にはドラゴンデッキの実質マナ加速としての採用になる。
当時のリミテッドでお世話になった人もいるかと。
こちらもイラストは3種類目!

タルキール龍紀伝の通常版
タルキール龍紀伝のプロモ版

赤単色でも使用できるドラゴンのマナ軽減としての役割はあり、タフネスも3と2マナにしては高めなのはありがたい。この系統の元祖である《ドラゴン語りのシャーマン/Dragonspeaker Shaman》の系統の2体目であり、2マナでドラゴンのマナコストを軽減できるのは、紙にはないので唯一無二ではある!

相性の良い統率者

《ドラゴンの女王、ラスリス/Lathliss, Dragon Queen》
赤単のドラゴンデッキであり、特に軽めのドラゴンを連打するような構成の場合は非常に有用。

《始祖ドラゴン/The Ur-Dragon》
威光と合わせて2マナ軽減は偉い。

《ズルゴとオジュタイ/Zurgo and Ojutai》
統率者をハンドに戻すことも多いため、軽く出せるようになるのはありがたい。

《歩哨竜、ミーリム/Miirym, Sentinel Wyrm》、《帰ってきた刃の翼/Bladewing the Risen》等のドラゴンを唱えることが多いドラゴンデッキ
軽くなるため

《始祖ドラゴンの末裔/Scion of the Ur-Dragon》、《鉤爪のジィーリィーラン/Zirilan of the Claw》、《巨大なるカーリア/Kaalia of the Vast》等の唱えない可能性も高いドラゴンデッキ
いざ唱える際に軽くなるのは偉い

その他相性の良いカード

《自在自動機械/Universal Automaton》
0マナのドラゴンとして使える。

《無謀なバーバリアン/Reckless Barbarian》
マナ加速になる

各種無色マナシンボルを持つドラゴン
軽くなるため

《鋼のヘルカイト/Steel Hellkite》

日本では7・8月に配られるカード。
ミラディンの傷跡初出の無色のドラゴン。当時の黎明期のEDHでは、どの色のデッキにも入れておけと言われていたのも懐かしいです!
またもやイラストが3種類目です!

ミラディンの傷跡の通常版
ミラディンの傷跡のプロモ版

無色でマナ次第で土地以外のパーマネントを大抵割れるため、お世話になった人も多いかと。
当時はMUD等で活躍していました!自分もZirilan StompyやEDHのジィーリィーランをはじめ、EDHではとりあえず入れていたような記憶。特に当時からEDHではドラゴンを必ずデッキに入れるようにしていたため、色を気にしなくて良いのは便利でした。特にトークンデッキ等相手ではX=0でまとめて流せたりすることもでき有用でした。
地味に無色の火吹きが付いており、無限無色マナから一人倒せたりすることも!
パーマネントを破壊できる能力にはそのオーナーに戦闘ダメージを与えることが必要なので、速攻や攻撃状態で出せる能力が欲しいところ。

相性の良い統率者

《鋼のヘルカイト/Steel Hellkite》を速攻付きや攻撃している状態で出せる統率者全般
例)《鉤爪のジィーリィーラン/Zirilan of the Claw》、《巨大なるカーリア/Kaalia of the Vast》、《青銅血のパーフォロス/Purphoros, Bronze-Blooded》etc.
とにかく攻撃を通すことが前提なので、これらの統率者では有効に活用できます。

色が少なく対処できるパーマネントの種類が少ない統率者
エンチャントが苦手な赤単、アーティファクトが苦手な黒単、そして無色等

その他相性の良いカード

コピートークンやクローン系カード
1ターンに破壊能力を起動できるのは1体につき1回までなので、数を増やせば的な理論。

《フェイに呪われた王、コルヴォルド/Korvold, Fae-Cursed King》

日本では9・10月に配られるカード。
言わずと知れた強力なドラゴンで、cEDHでも活躍する統率者として有力!
そのためかカジュアル卓ではヘイトが高いかも。
イラストは2種類目!

エルドレインの王権に登場したブロールデッキと言うそれ以降登場することがなかった構築済み出身で、スタンダードでも使用できたため、当時はスタンダードでもジャンドサクリファイスで活躍した。
統率者としては使用したことはないため、細かい説明は割愛しますが、パーマネントを生贄に捧げればドローと強化を行えるため、サクリ台やフェッチランドはもちろん宝物トークンとの相性が絶大!

相性の良い統率者

《フェイに呪われた王、コルヴォルド/Korvold, Fae-Cursed King》
統率者の能力を一番生かせるのはやはり自身を統率者にすること!

《陽気な大食漢、コルヴォルド/Korvold, Gleeful Glutton》
2種類目のコルヴォルドとももちろん相性良し!統率者のコスト軽減やドローのための墓地肥やしもサポートできる!

《始祖ドラゴン/The Ur-Dragon》
4マナで出せるのはもちろん、ドローの強力さは健在で、コルヴォルド自身を統率者にした場合と比較した際のコスト以外の強みは、各種クローンや《龍王ドロモカ/Dragonlord Dromoka》のような対話拒否カード、打消し等を詰めること!

《始祖ドラゴンの末裔/Scion of the Ur-Dragon》、《ティアマト/Tiamat》
どちらもコルヴォルドを探せる。《始祖ドラゴン/The Ur-Dragon》と同様な強みもある。

《カーの空奪い、プローシュ/Prossh, Skyraider of Kher》
コボルドをドローに変えられるのは素晴らしい!

その他相性の良いカード

《波止場の恐喝者/Dockside Extortionist》
これを説明しないわけにはいかないであろうキーカード。
大量のドローとマナに繋がる。

《アストラルの狩人、ガナクス/Ganax, Astral Hunter》
ドラゴンデッキよりなら相性良し。《騙し討ち/Sneak Attack》とセットで使うと更に相性が良く。

他多めの宝物トークンを生成できるカード、各種サクリ台、フェッチランド等

《龍の大嵐/Dragon Tempest》

日本では11・12月に配られるカード。
タルキール龍紀伝に登場した自分が一番好きなエンチャントで、今回は神河のドラゴン・スピリットが5体全員集合したイラスト!
イラスト自体は2種類目!

タルキール龍紀伝の通常版

こちらがタルキールの龍が産まれてくる常時発生している大嵐なのに対し、新イラストは5体揃って天候が変わり、大嵐が発生したみたいな感じなのかな?

ドラゴンデッキで使ってくれと言わんばかりのエンチャントで、自分の場に出た飛行クリーチャーに速攻をドラゴンなら《ヴァルカスの災い魔/Scourge of Valkas》と同じドラゴンの数だけのダメージを与えると大盤振る舞い!
ドラゴンの数だけのダメージは単体で見ると余り高くなく速攻がメインのようにも見えるが、ドラゴントークンを出すカードも数多く存在するため、結構な打点となりオーバーキルすることもあり得るカード。
また、ダメージを好きな場所に飛ばせる点はかなり有用で、プレイヤーへの大ダメージだけでなく、クリーチャーやプレインズウォーカーの除去等にも使用できる!
ダメージを飛ばすのが出たドラゴンである点も重要になる場合があり、ドラゴンの接死や絆魂が生きる!
単体では何もしない点からcEDHよりでは、採用されないことも多々あるが、ドラゴンを並べたいドラゴンデッキを作りたいなら持ってて損はないカード!

タルキール龍紀伝の当時のスタンダードでも自分は《龍の降下/Descent of the Dragons》と一緒に使ってワンショットドラゴンデッキを組んでいました!ゲームデイ準決勝でダブマリからこれを決めて勝ったのは今でも覚えています!

相性の良い統率者

ドラゴンデッキ全般だが、特に相性が良いものをいくつか

《始祖ドラゴン/The Ur-Dragon》
ドラゴンが軽くなり、、出しやすくなる点で相性が良い!
能力的に統率者が速攻を持って出られるのも偉い!

《始祖ドラゴンの末裔/Scion of the Ur-Dragon》
統率者が速攻を持てるのは偉く、相性が良い様々なドラゴンに臨機応変に変身できる!

《ティアマト/Tiamat》、《鉤爪のジィーリィーラン/Zirilan of the Claw》、
ある場合に臨機応変にサーチ先して対応できる!

《ズルゴとオジュタイ/Zurgo and Ojutai》
ハンドに戻って出しなおして継続的にダメージを与えることができる!

《歩哨竜、ミーリム/Miirym, Sentinel Wyrm》、《ドラゴンの女王、ラスリス/Lathliss, Dragon Queen》
ドラゴンが多く並ぶ

《ニコル・ボーラス/Nicol Bolas》
ダメージを飛ばすのは出たドラゴン自身なので、ボーラス様が出た時のダメージをプレイヤーに飛ばせば、そのプレイヤーのハンドが消し飛び、速攻で攻撃できるのでもう一人のハンドも消し飛ぶ!

《巨大なるカーリア/Kaalia of the Vast》
カーリアも速攻を得られる!

《帰ってきた刃の翼/Bladewing the Risen》
ドラゴンがグルグルするコンボが多いので

《世界を溶かすもの、アタルカ/Atarka, World Render》や《炎の大口、ドラクセス/Drakuseth, Maw of Flames》等の速攻があると評価が変わる統率者

etc

その他相性の良いカード

《エインシャント・ゴールド・ドラゴン/Ancient Gold Dragon》
エインシャントドラゴンサイクルとはどれも相性が良いが特に相性が良いのはゴールドでしょう。速攻を得られ戦闘ダメージでドラゴントークンを大量に出せる可能性があり、単体でも期待値の10が出れば118点のダメージとなる!

《ウトヴァラのヘルカイト/Utvara Hellkite》
ドラゴントークンを並べる系のドラゴンと言えば、こちらも相性抜群!後続のドラゴンも速攻を持ち更にトークンを増やせることになる!

《ドラゴンの大母/Dragon Broodmother》
各アップキープにえげつないダメージが出ることに!

《アストラル・ドラゴン/Astral Dragon》
ドラゴントークンを《龍の大嵐/Dragon Tempest》として出すことができるため、単体でも31点飛ばせる!

攻撃時や戦闘ダメージで能力が誘発するドラゴン
例)《災火のドラゴン/Balefire Dragon》、《ヘルカイトの暴君/Hellkite Tyrant》etc

その他速攻を持っていると嬉しいドラゴン等

《山/Mountain》


日本ではどうやって配布されるか勝者は不明…
基本にして最高の土地である基本土地の一枚!
イラストが非常にかっこいい!

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