見出し画像

【10】エホバの証人(JW)3世として育てられた私の自省録-祖父に対する思い-

家族構成のところでちらっと、祖父は祖母が持ち込んだJWに対して激しく反対した、ということを書きました。今回は私視点で当時の祖父に対する思い等を書いていこうと思います。

祖父が祖母と子供たちにしたこと
・集会から帰ったら家に入れないよう家中のカギを閉め、締め出した
・本や家電等を投げた(実際に対人にして危害は加えなかったそうです。)
・祖母に対し、金銭的援助を止めた(当時祖母は専業主婦でした。)
・集会や集会に行くための勉強をしている際に怒鳴る

これらの行為に対して、祖母・母・叔父たち(叔母はだいぶ歳が離れてたのでまだ生まれていませんでした。)はかなり祖父に対して嫌悪感を抱いたそうです。
今の祖父はというと、当時と比べるとだいぶ丸くなり、日課の散歩でJWに出くわすと普通に挨拶をしているそうです。

私が祖父に言いたいこと
メガバンに入行し、神奈川にマンションも買い、子供たちも無事生まれた、絵にかいたような幸せな家族(私の主観ですが)に突然自分の妻がカルト宗教にのめりこみだしたらどうでしょう。しかも幼子たちもつれてカルトに洗脳しようとしている。
私だったら祖父と全く同じ行動を取りますし、その行動は決して間違ったものではないと思っております。私の場合は三下り半を突きつけることもいとわないでしょう。(祖父がそうしなかったのは祖母や子供たちに対する愛情でしょうか、それとも世間体を気にしていたのでしょうか。)

祖父が私に対して思っているであろうこと
おそらく、祖父は自分と同じように自分の子供たちにも中高一貫の私立やいわゆる"高学歴"とされる大学に行き、一流企業に勤めてほしかったのだと思います。ですが、JWの教義に邪魔をされ、母親含む4人兄弟は公立高校に進学後卒業し、就職をしました。(唯一叔母は短大に進学しました。)
なので、私が自称進学高に受かった時や、横国に受かった時は、自分の子供たちではできなかったことを孫が代わりに実現してくれたので、かなり喜んでいてくれていたと思います。(おそらく…)
就職先も、私が担当している業務はカスで給与も低いのですが、世界的に名が売れているメーカーなので、新聞にその会社の広告が載ると、親族LINEに流してくれていました。
それなのに、現在の私は鬱を発症し、まともに働くことができないお先真っ暗な状態、いつ自殺してもおかしくない精神状態なので、今までの祖父の応援に対して十分なお返しができておらず、非常に申し訳ないです。寛解するかは全く分かりませんが、いつの日か頑張れるようになった暁にはバリバリ仕事をして祖父に恩返し?のようなものがしたいです。

私は祖父が存命なうちにこの思いを伝えたいと考えております。
LINEか手紙か、はたまた別の手段がいいのか…
良いアイデアをお持ちの方はコメント欄でご教示いただければ嬉しいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?