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鬼殺しとの馴れ初め。時計を進める。

度々写真に出ている鬼殺し(パック酒)ですがコイツとの出会いは結構私の青春と連動していて、高校3年間付き合っていた子と別れた後に出会って今でもお世話になっている。

明確に失恋…というより関係を解消したのが初めてで、バイトや学業なり「やらなきゃいけないこと」をやっているときはともかく移動中や寝る前なんかに元カノの事を思い出して思考がグルグルしてしんどかった。

そんな時にNewDaysに入って目についたのがコイツ、鬼殺しだ。

当時バイト帰りに買い食いしていたのだがいよいよ酒を買うようになって暫くしてワンコインで買えるコイツに気が付いてしまった。

ストローを取って、口を開けてストローを刺す。
一口啜れば夢心地、気付けば乗換駅。思考がグルグルすることもなく無事帰宅。

何故酒に溺れるのか…この時理解った気がした。

独りで酔ってるうちに時計の針は進む。能動的に動く必要も、何か思い悩む必要もない。ただ朧げになっていく世界を眺めながら一口二口と酒を進めるのに比例して時計の針は進む。

耐え難い現実に目を背けることすら許されない事実に対する救いがコレなのだと。

幸いにも1年の秋にサークルに入って友達もできて、そこそこに気も紛れて精神的な依存は避けられた。といっても飲めてしまったので普通に酒飲みになってしまったのはご存知のとおりだ。

よく悪く言われるけど、そんなに酒に頼るのって悪いことかね。
人に迷惑をかけない範疇で辛い事から逃げてやり過ごすのも生き方だとおもうんです。

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