映画『真実』についての雑談

私の結論としては、この映画は観なかったことにする。
つまり、観た映画にカウントしない。

だって、寝た。

それはもう見事に落ちた。

再び意識が戻ったときには、(ラストシーンの)引きの画を3秒ほど見たと思ったら、さっさとエンドロールにいってしまった。

全く仲良く出来ない映画だった。
良かったもイマイチだったも言えない映画として終わった。

是枝作品はたしか『万引家族』が、初。
あの作品では「日本にこんな映画作る監督いるんだ!スゲー!!」ってなりました。
「観たほうがいいよ!」って色んな人に勧めまくった。
あと安藤サクラも良かったよねー。

そう。「あの映画の監督だから」という理由だけで、今回観に行った。
それが失敗のもとだったのかもしれないなぁ…

予告でも明らかになっているけど、家族の物語というよりは、母娘の物語。
起きてた部分で判る限りでも、そういう映画だった。

そもそもこの題材、私が興味持てるものではなかったのです。
ウチの母と私もあのスクリーンの母娘と似たような関係なので、まぁウチのオカンは女優じゃないですけど、だからあの二人に惹かれない。

ある映画でメグ・ライアンが言ってたけど、母親が大キライでも結局は皆愛してるもんなのです。

ジュリエット・ビノシュ演じる娘も最初からそれ醸してたけど、だから感情移入して入り込むとかない、私にとっては。今更なんだもの。

冒頭から1時間くらいはスクリーンに対峙するため頑張ってたと思うんだけど、観てる途中に計3回くらいは
「あーもう席立って帰ろかなー」と思った。そして4回目を迎える前に寝てた。
うん、未だに映画の途中で帰ったことないんだけど、その貴重な機会を逸しましたね。

前作のように何かカタルシスが得られるラストだったりするんだろうか??
今となっては謎だけど。

作り手として、ラストにどれだけ素晴らしいギフトを用意していても、その手前でオーディエンスに寝られちゃったら負けなんだなと知った。

ただし、「なんでちゃんと起きてて最後まで観ないの!もったいない!!」って方いらっしゃれば、ぜひお教えいただければと思います。
そしたら、頑張ってもう一度観ようか考えます。

そうじゃなければ、二度と観ない。

だって寝るもん。

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