50本目 エビとカニとタコ

デビステのてんぷら 50本目 (週刊PONTE vol.51, 2019.11.4)

気がつけば通算50本目のてんぷらである。だいぶ胃もたれする本数であるが、じん氏のロジカルな詩(ポエティックな論説?)を胃腸薬にしてほしい。

ということで先日、久しぶりに短い小説を書いた。
(Twitter: @kinzokumameでどうぞ)

内容は架空のイベントJapan Kani Festival 2019 (JKF2019)のゲストステージで、Kani Short Film Festival (KSFF)開催案内のフライヤーを手にした主人公が、架空のストーリーの映像作品を応募しようとするが、結局KSFFが架空のイベントであった、という架空の物語である。当然小説だから架空の話なのだが、JJF2019のゲストステージでJuggling Short Film Festival (JSFF)というイベントのフライヤーが配られたのは事実であり、また、JSFFが架空のイベントであることも事実なのである。
自分でも書いてて混乱している。

「架空のイベントのフライヤーが実在する」という、フィクションと現実のねじれたリンクを書きたかったのである。夢の断片が現実のポケットに入っていた、というお決まりのパターンを、現実側に立って体感してほしかったのである。そのための小道具としてJSFFのフライヤーを作成したのである。

というのは、完全に後付けの理由で、なんでもいいからフライヤーを作ってみたいなと思い立ち、しかし告知するイベントなんて何もないので、仕方なくJSFFというイベントをでっち上げ、その開催告知フライヤーを作成してみたのである。
もちろんこれはPONTEとは一切関係なく、きんまめによる単独での犯行なので、間違っても編集長にクレームを入れないようお願いしたい。

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きんまめ:ジャグリングサークルジャグてっく元部長。くらいしか経歴がない。デビルスティックをやっていました。この小説とはまた別の短編を応募したところ、第46回明石市文芸祭にて賞を頂きました。最優秀賞なのに賞金がない。好きなジャグラーは特にいません。

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