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文学フリマから古本販売へ

 先月の20日で行われた文学フリマ東京35では、前回まで紹介してきた『会話についての思索』と、エスペラント関連の教科書・書籍などを一部委託を受けて販売した。結果は上々、十分に手に取ってもらえたように思う。

 自分の本が他と比較すると大変安い(カバー付文庫本で100円)ものだったこともあるかもしれないが、それにしてもこんなに変わった思想系の本を興味を持って見てもらえることがすごいな、と思う。哲学系の大学院に進む方だったり、哲学科の卒業生の方だったり、そういった方もいる。自分のこういう仕方でのアウトプットについて、褒めてもらえているようでとても嬉しい。もちろんこれが唯一の正解ではないが、何らかの哲学的実践に関するアウトプットを公表して、後で誰かが繋いでいけるようにできれば良いかな、と思う。
 また、驚くべきことにエスペラントに興味がある方も沢山いた。こちらの活動も個人的に重要で、外国語・翻訳といったキーワードは今回の本とも関連するので、とても嬉しかった。
 さらに、今回は応援に何人かの方にもきていただけたので、自分の時間で他のブースを歩き回ることができた。いくつか面白い出会いがあったので、後で他の記事にしたい。

 なんということはないが、文学フリマについては以上としよう。次に縁あって関わるのは、もっとエスペラント側のイベントになる。日本エスペラント協会という財団があって、そこの理事をさせてもらっている。倉庫に沢山の古本が眠っているから、今度それを格安(1冊100円送料別等)で販売する。数千冊の日本語およびエスペラントの本を扱うのだから、結構すごいのではないだろうか。
 合わせて、本の紹介をするYoutubeの配信をする。古本だと、自分で読んでいないものを紹介するのはなかなか難しい。読んでいるものを中心にできるだけ話を広げて楽しめるようにしたい。配信はこのリンク先のチャンネルで、1月7日(土)16時から行うので、もしよければ見てみてほしい。

 管啓次郎の『本は読めないものだから心配するな』を先ほど読了した。本の奇妙で楽しくて、意義深い面白さを色々な側面から書いているが素晴らしいい。あと文章がやっぱりすごい。本って色々な側面があって、飽きないものだな、という点を再確認した。

front image: "Flying Seagulls” by Batchyx
link, trimmed for upload (CC BY-SA 2.0)


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