ばいじゃけ

オススメゲーム紹介『Hotline Miami』

今年もやってきました、Steamのサマーセール!!!!!

みなさんはSteamをご存知でしょうか。

簡単にいうと、PC用ゲームをダウンロード販売しているサービスです。
ゲームのみでなく、ソフトウェア、ビデオなど、取扱いは様々です。

ファイナルファンタジーやダンガンロンパといった、日本発祥のゲームも売られていますが、少人数で作成された、海外のコアなゲームが豊富なのがSteamのいいところ。

要するに、決して万人受けするとは言えないが、ハマればメチャクチャにハマるお宝ゲームがあるというわけです。

そんなわけで、私が熱狂的にハマっているゲーム、『Hotline Miami/ホットライン・マイアミ』についてご紹介します。

※注意※
・暴力/ドラッグ/性的暴行などの表現が含まれます
・残酷かつグロテスクです
犬好きの方にはおすすめできません

『Hotline Miami』とは

Steam:Hotline Miami

主人公(通称:Jacket/ジャケット)が謎の留守電メッセージに従って動物マスクを覆面としてかぶり、ロシアンマフィアをひたすら殺戮していく2D見下ろし型アクションゲームです。

見下ろし型ってなんぞ?という方はこちらの画像を御覧ください。

だいぶ血まみれですが、まあ、不動産屋の見取り図みたいな感じです。

クリア条件は至ってシンプル。

フロアにいる人間を全て殺すこと。

建物内の全員を殺すことで、ステージクリア→次のステージに進む、という形でゲームが進行していきます。

真ん中で派手に銃をぶっ放しているのが、主人公のJacketです。
まわりで倒れている白スーツの人たちが本作の敵キャラ。脳みそ出てる人もいます。えげつないですね。

これだけ見ると「ただの殺戮サイコゲー」ですが、このゲームの面白さは殺戮そのものではありません。

魅力① 謎の多いストーリー

ゲームは、Jacketが薄暗い不気味な部屋で、動物マスクをかぶった3人の人物(?)と会話するところから始まります。

真ん中に座っているのは、鶏マスクのRichard/リチャード
主人公のJacketと同じ服を着ています。彼はJacketの全てを見透かしているかのような物言いをする、物語のキーとなる人物です。

左に座っているのは、馬マスクのDon Juan/ドン・ファン
3人の中で唯一の女性(?)です。彼女はJacketを気遣うような言葉をたびたびかけてくれます。

右に座っているのは、フクロウマスクのRasmus/ラスマス。
彼はJacketに対して非常に敵対心を持っています。わかりにくいですが、敵であるロシアンマフィアと同じ水色のシャツに白いスーツを着ています。

彼ら、というか主にRichardは、Jacketに問いかけ続けます。

「オレを思い出せないのか?」
「自分が何者かも覚えていないのか?」

この部屋が一体どこなのか、彼らが何者なのか、そもそも何故このような三者面談が行われているのか。謎だらけのまま、ストーリーは進行していきます。

この謎の三者面談は、ステージを一定数クリアするごとに、何度か挟まれます。そしてそのたびに、意味深な会話がなされ、プレイヤーにヒントが与えられていきます。
また、ステージが始まる前の自宅にも、ヒントが時々隠されています。台所の上の新聞記事であったり、届いているチラシであったり・・・

Jacketが何者なのか、何のために3人と会話しているのか、何故彼は謎の留守電に従って殺し続けるのか、留守電のメッセージを残しているのは誰なのか。

真相は、是非ともご自身でお確かめください。

魅力② 攻略方法の多様性

このゲームは、基本的に一撃くらったら即死です。

何の武器も持たず敵に近寄れば、ナイフで刺されるか、銃で打たれるか、あるいはバールのようなもので殴られるか・・・死に方は多様ですが、とにかく即死です。

ですが、逆に、敵も一撃で即死です。

ショットガンで一気に殺すもよし。
接近戦でナイフを振り回すもよし。
鉄パイプでガンガン殴っていくのもよし。

敵の落とした武器や、そのへんに落ちている武器を拾って、いかにうまくフロア内の敵を倒していくか。工夫のしどころがたくさんあります。

また、武器には特性があります。

例えば、銃は簡単に敵を殺せますが、音で他の部屋の敵に気づかれることがあり、弾数も限られています。一方、鉄パイプやナイフは気づかれにくく、壊れることがありません。さらに、銃といっても、サイレンサーつきの銃、単発の威力が大きい銃、敵を貫通する銃と様々な種類があり、使い分けが大事です。

さらに、覆面としてかぶる動物マスクにも特性があります。

はじめは何の機能もない鶏マスクの「Richard」しか使えませんが、ステージを一定のスコアでクリアするごとに、使えるマスクが増えていきます。素早く走れるマスクだったり、狙撃のブレが抑えられるマスクだったり、中には「これ意味ある!?」と思わず突っ込んでしまうようなネタマスクもあります。

ゲーム性に慣れていくにつれ、どんどん「こういう方法もアリでは?」と試して行きたくなるくらい、武器もマスクも多様です。


魅力③ テンポの良さ、中毒性のあるBGM

『Hotline Miami』は、死に覚えゲーです。

つまり、敵の行動パターンがある程度決まっており、何度もトライ・アンド・エラーを繰り返して「なるほど、ここはこうやって進むのがいいのか」と自分なりの攻略法を編み出していくゲームです。

主人公は一発で死ぬので、おそらく初見の方は慣れるまで、はじめのステージでも軽く10回は死ぬでしょう。後半に至っては、何十回死ぬかわかりません。

「そんなに死んだらイラつくだろ!」とお思いになった方。
ところがどっこい、全然苦痛じゃないんです。

まず、リスタートの早さがすごい。

死んですぐに「R to Restart !」の文字が表示され、Rボタンを押せば一瞬で再開できます。

はじめは操作がおぼつかなくてイラッとするかもしれませんが、慣れてしまえばもはや、死ぬのなんて全く問題にならない域に脳がたどり着きます。

そして、何より素晴らしいのが、BGMです。

死に続けて何度も繰り返し同じ面をやっていても、世界観に合ったテンポの良い曲のおかげで何も苦痛に感じない。むしろ脳内麻薬が溢れてきます。

なんならサウンドトラックだけ買うのもアリ!なレベルで良い曲ばかりです。
(個人的には「Miami Disco」が一番好きです メッチャかっこいい)


「他人を傷つけるのは好きか?」

"Do You Like Hurting Other People ?"

このゲームにおける代名詞的なセリフとして、上記の言葉があります。

これは、謎の三者面談の際に、鶏マスクのRichardが主人公Jacketに対してする質問のひとつです。

ネタバレをしたくないので多くは語りませんが、この言葉は、プレイヤーに向けて放たれているように感じられます。

はじめのうちは、「ドット絵のわりに死体がグロい!」「ひえー!こんな残酷なことを!」と思っていても、やがてゲームの中の”殺し”は作業化していきます。

「このパターンでこうやればクリアできる」と、淡々と敵を殺していくことになるのが、このゲームの、というか人間の恐ろしいところです。

サイケデリックで独特な世界観、中毒性のあるBGM、進めれば進めるほど謎が増えていくストーリー・・・

とにかく、魅力は尽きません。是非、トレーラー映像だけでもご覧になっていただければと思います。

ちなみに、『Hotline Miami』には続編となる『Hotline Miami 2: Wrong Number』が存在します。こちらは、『Hotline Miami』に出て来るキャラの過去を掘り下げる+その後の世界を描いたものになっています。

続編は難易度が少々・・・というかだいぶ高くなっているので、まずは1を購入してみる、というのも手だと思います。

1+2のコンボパック、今ならワンコインですけどね!!!!!!!

以上、だいぶエキサイトしてしまいましたが、『Hotline Miami』の宣伝でした。


ちなみに私はBiker推しです。

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泥水
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