【おいたち10】声の力は深すぎて・・・迷い道くねくね

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声と体の深い関係を知りたくて、さまざまなものを勉強してみた。

コーチング、企業講師、話し方教室、アファメーション、交流分析、声分析

大学工学部のAI研究、自分中心心理学・・・・

コーチングの質問力も素晴らしいし、企業・話し方におけるロジックな考え方、

話の組み立て方は必至だし、自分自身の奥深いところに問いかけるアファメーションも大事。もちろん自分の声を分析して自分自身の声質を知ったり

AIとの関連で必要な音声も重要・・・・・・・。

それぞれが大事なんだけど、根本的に一番最初にやることってなんなんだろう。

最初にやっておかないと、せっかくいろんなことを勉強しても、うまく生かされないのではないかな・・・・・ともんもんと悩み、勉強する日々が訪れる。

そんなある日、以前番組でかかわっていた方 Sさんから、

話し方講師のスピーチを指導してほしいと頼まれる。

「話し方の先生を教えるなんて?ちょっと??じゃない?」

と思いつつ、私のもんもんとした疑問の糸口が見つかるかも・・と思い

いざ、レッスン開始。

そして、とてもよい成果が出たとご紹介いただき

レッスン開始・・・・と口コミでレッスンが広がっていく。

どんなレッスンかというと、地声で話すというだけのこと。

というのは、Sさんは、ホールディングスの社長という、

まさに肩書が似合うような声を一生懸命つくっているように見えました。

だって、普段の話し方は、気さくで謙虚すぎるくらいの方。

そのかたが、自信たっぷりに話すのですから、ギャップがあることを

本当は誰よりも自分がわかっているはずなのです。

まして、普段の声もつくっていれば、なかなか地声が顔をだしません。

そればかりか、知らないうちに体を緊張させストレスをためていることだって

あるんです。

社長らしい声、キャリアウーマンらしい声、はつらつと感じいい声

これらは、地声でだって出せるはずなんです。

湯舟にはいったときに 「うはあ、気持ちいい」

ビールを飲んで 「うまっ」

人に言うのではなく、自分だけが実感する声。

それこそが、ほんまもんの地声です。

どんなに低い声だって、小さな声だって、気持ちが入ると自然な音程や間や

言葉の強調や緩急といったものが総合して出てくるはずなんです。

特に、謝罪するときは、「話し方の構成」「話し方の丁寧さ」

ではなく「地声で真剣に話す」ことだとお伝えするようになったんです。

ついに 今、私が、たどりついたのは 「地声のすばらしさ」でした。

<つづく(多分)>


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