シャドール構築解説

目次
・各カードの採用理由
・先攻展開例
・理論に基づいた構築の分解

どうも次元幽閉です。
今回は9/27日に開催されたひつじCSにて使用し、優勝したデッキの解説を行います。個人成績はSPYRALに負けて1敗でした。
それでは早速デッキの解説をしていきます。

各カードの採用理由

マスマティシャン

既存のシャドールのゲールドグラの枠にあたるためゲールドグラとの比較します。

採用理由
・ミラーで強い
ミラーは融合せずに戦った方が裏目が少なく、魔法罠をサーチ出来ないデメリットが薄いです。またマスマティからのウェンディがシンプルに強く、ドロー効果が使えることが多いので1アドを期待出来ます。

・ETでも使える
シャドールは短期でゲームを決めることが少ないため3本目は大体ET、EDに入ります。そのためライフコストの大きいゲールドグラより優先して採用しています。

・アナコンダを採用出来る
今回の構築はアナコンダを利用した先攻展開ギミックが搭載されており、ライフコストの大きいゲールドグラは採用出来ませんでした。

おろかな埋葬

採用理由
・影依の儀典の補助になる
今回の構築は影依の構築が3枚のためシャドールを墓地に落とす行為が非常に重要です。そのためうららが打ちづらく、ヴェーラー、泡影が効かないおろかな埋葬は重宝します。

・圧倒的安定感
常に1.1枚分の働きをしてくれます。持ってて良かったおろかな埋葬という場面は多くあります。地味ですがとても強いカードです。決勝戦での1本目でも素晴らしい働きをしています。恐らくNextPlayで決勝戦の動画が上がると思うので是非見て下さい。

影光の聖選士

採用理由
・先攻展開ギミックのため
詳細は後述の先攻展開をご覧下さい。

・ミラーで強い
シャドールは横並びを処理することが難しいため聖選士で横並びをすることでアドバンテージを獲得することが出来ます。また墓地からネフィリム出すことが出来るなどミラーの勝敗を分ける1枚となります。

円融魔術

採用理由
・先攻展開ギミックのため
詳細は後述の先攻展開をご覧下さい。

影依の儀典 3枚

採用理由
・素引きが強い
シャドールの魔法罠は天底の使徒を除きサーチしようとするとさまざなリスクが発生します。しかしこのカードはシャドールの強みでありゲーム中に必ずアクセスしたいカードになります。後攻の場合でもこのカードなしでゲームプランを立てることは難しく素引きすることで総じて手札の要求値を下げられるカードになります。そのため最大枚数以外は考えられませんでした。

メイン コズミックサイクロン

採用理由
・ミラーで強い
対シャドール最強カードになります。超融合よりも余裕でこのカードの方が強いです。というより影依の儀典があまりにも強すぎます。

・メインマクロコスモスの流行
十二獣のメインデッキにマクロコスモスが採用されているのが散見されるようになり引かれたら負けという状況はかなり厳しいためメインからの採用に踏み切りました。特にシャドールはメイン戦が強くサイド後以降はメタが厳しいため勝率が下がります。そのため逆ストを狙うことが難しいためメインで勝利することがとても重要になります。

捕食植物ヴェルテ・アナコンダ

採用理由
・先攻展開ギミックのため
詳細は後述の先攻展開をご覧下さい。

・応戦するGケア
2つの意味でのケア方法が存在します。まずこのカードの効果には応戦するGが打たれません。思う存分融合しましょう。もう一つの方が大きいのですがデッキ融合の際に応戦するGを投げられた場合アプカローネで応戦するGを無効にしこのカードで再チャレンジ出来ます。

先攻展開例

影光の聖戦士、円融魔術、捕食植物ヴェルテ・アナコンダの項目でも述べた通りこのデッキには先攻展開が存在します。主には展開系相手に非常に有効な展開になります。この展開の一番大きな目的は融合を失うことなく影依の儀典にアクセスすることです。ネフィリム経由のグラビティコントローラーで影依の儀典を回収する場合、融合を回収することが出来ないためコズミックサイクロン1枚でゲームが崩壊するリスクがあります。
先攻展開のやり方は下記の動画を参考にして下さい。
動画では一番シンプルな神の写し身との接触+ネフィリムの融合素材で行なっていますが細かい展開だと他にもあるので応用して探してみてください。

理論に基づいた構築の分解

ここからは前回の記事でお話ししたデッキ構築の基本5項目を今回のデッキと照らし合わせることでデッキの理解をより深めていきます。
前回の記事をまだ読んでいない方は無料なので是非前回の記事を読んでください。

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