[クララちゃんありがとう]

【日記】

2022年10月18日
1年以上に及ぶ闘病の末
クララちゃんが天国へと旅立つ。

犬とは言え僕にとって身近な家族が
亡くなるという初めての出来事でした。
冷静になんて居られずに涙が止まらない。
心が痛いってこういう事か…

さかのぼる事12年前。
ペットショップで見かけた小さな頃の
クラちゃんに妻の心が突き動かされ、
ペット反対派である僕も折れて、
家に迎え入れる事に。

もちろんかわいい事はかわいいけど
当時の僕には、言葉をしゃべらない犬にも
人間と同じ感情が存在するなんて理解できず、
冷酷な対応をしてしまった事もありました。

そんな僕が変わったキッカケは
約10年前に見た「夢」。
夢の中でクラちゃんが初めてしゃべった！

…でもしゃべった内容がとても悲しい。

うなだれたクラちゃんが
「パパ、今までどうもありがとう…」
と言って家出をするというもの。
夢の中なのにあまりにつらくて悲しくて、
「ガバッ‼︎」と起きてしまった。

その日からやっと、クラちゃんに対して
人間とまったく同じように愛情を注ぐ事が
できるようになりました。
ガン発見以降はなおさら…

でも、
棺に入ったクラちゃんを見て思ったのは

「もっともっと色んな事してあげれたのに‼︎」
…と後悔ばかり。

僕は未熟です。
いい歳して何にもわかっていません。
ごめん、クラちゃん。

だからこそ、クラちゃんの分も
今生きている人に対して
「後で悔いのないように接したい」
と強く思わされました。

他人をないがしろにしたり、
傷つけたまま死んだら
後悔してもしきれないと思うから。
だから、人よりも優れているかなんて
それこそどうでも良い。

色々勉強させてもらいました。
かわいいかわいいクラちゃん
どうもありがとう。

天国でもお幸せに。