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洋館の中で見つけた日記 96 【初代バイオハザードを知っていますか?】

20☓☓年。
研究所にて自分らしさを忘れてしまうP-ウイルスが流出した。
瞬く間にウイルスは蔓延。
世界はポカンハザードに陥る。
ポカンから逃れるため古い洋館に駆け込んだ。
そこである日記を見つけた。

読んでいただき、ありがとうございます。
ポカンハザードの世界で日記を書いております。
励みになりますのでフォローしていただければ幸いです!!

◆バイオハザードの思い出

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バイオハザード1〜3は思い入れのあるゲーム。

このゲームを通じて3人の友人と親しくなれた。

だからこの日記の導入部分はバイオハザードをオマージュしている。


バイオハザード1は1996年に発売。

物語の舞台は一軒の洋館。

猟奇殺人事件の調査のためラクーンシティにほど近いアークレイ山地に警察特殊部隊S.T.A.R.S.が投入される。

ラクーンシティはアメリカ中西部にある森林に囲まれた小さな町。

製薬会社アンブレラの工場が建設されたことで飛躍的に発展した企業城下町だ。

S.T.A.R.S.は凶暴な犬に襲われ近くの洋館へと避難する。

避難した洋館はアンブレラ社がウィルスの研究施設をカムフラージュするために建てられていた。

館内でウイルスが蔓延、腐敗した遺体が動き回る。

S.T.A.R.S.は洋館からの脱出を目指す。


導入部分の元ネタは階段を降り右の奥まったところにある狭い部屋にある。

突然クローゼットから飛び出すクリーチャー。

ベットの奥に回り込んでからをベレッタの弾丸を打ち込む。

静かになった部屋の机の上に置いてあるのがクリーチャーが生前に書いた日記である。

彼は洋館の飼育係。

ウイルスに感染した末に徐々に人間性を喪失していく様をリアルな文章で綴っている。

ここから着想を得て、仕事を辞めても自分らしく生き、日記を残す設定にした。


初めてこのゲームを知ったのは従兄の家。

灰色のプレイステーション1を操作するのを後ろで見ていた。

それから10年後、GEOで安売りされていたバイオハザードを購入。

1人でやるのは怖かったので、ゲームソフト類を収めていた靴箱にしばらく入れていた。

友人が遊びに来たとき箱の中からバイオハザードを見つける。

プレイステーション2の自動開閉のディスクトレイにソフトを入れゲームを始めた。

操作は十字キー横で回転、上で前進と単純なもの。

アイテムの所持数が限られるためハーブ、弾丸、アイテムを戦略的にやりくりする。

タイプライターのあるところで操作を交代し、友人の助言のもと館の深部を目指した。

バイオハザード2と3もプレイステーション1のソフト。

操作方法も変らずカクカクな動き。

だからバイオハザード1〜3は友達と何度も夜通し泊まりでプレイするようになった。


バイオハザード1をもう少し詳しく書いていく。

館の鍵を集めて新しい部屋に進んだ。

テレビラックの下に置いたSONYのコンポで小さめに音楽を流す。

自動リピートするのはEMINEMのアルバム、8mile。

レベッカにグランドピアノで月光を弾いてもらうと隠し扉が開いた。

ショットガンの模型を見つけ、本物のショットガンと入れ替える。

リチャードが倒れていて、次の部屋に入ると大蛇。

メニュー画面から心電図の波形のようなコンディションの色を確認する。

クリスが毒により弱り、レベッカが血清で解毒剤を作る。

外に出ると犬が増え、クランクを使って奥へと進んだ。

大きな蜘蛛から攻撃されるとコンディションは紫になりpoisonの表示。ブルーハーブを使う。

汚い水の入ったバスルームの栓を抜くと見つかる鍵。

本棚を横にずらし地下へのハシゴを降りると水浸しの研究所。サメ。

大きな蜂の巣があるエリアの付近にはクラゲのようなボス。

洋館の入口付近に戻るとハンターが散らばっている。

毎度、階段と扉の4秒ほどの差し込み映像。

深夜を回るとだんだんとその映像でぼうっとしてくる。

まぶたが重くなり目をつむりながら返事だけする。

会話が途切れた際に意識は夢の中。

束の間の眠りから覚めるとゲームを続けている友人に何食わぬ顔で話しかけた。

トラの彫像に青い宝石をつけるとコルトパイソンが手に入る。

中庭の噴水にエンブレムをはめると水が抜け階段が出現。

下はアンブレラの最深部の研究所。

ゲームは終盤である。

水槽に入った右肩に大きな目玉のあるタイラントが飛び出し、裏切り者のウェスカーがやられる。

研究所の起爆装置を起動。

画面上に表示される緑の文字の3分のタイムリミット。

ヘリポートで信号弾で合図すると、2回目のタイラントが登場。

最後はタイラントにロケットランチャーを撃ち込みヘリで脱出。

エンドロールが流れる。

外は明るく雀の鳴き声が聞こえていた。

ゲームの電源を切り外に出て自転車でジャスコのマックに向かう。

80円のハンバーガーを食べて解散した。


私にとってバイオハザードといえばカクカクの動きの1〜3。

それは友人と協力しながらEMINEMを聞き、夜通しやるものである。

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