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小劇場 - 年賀

1
00:00:17,660 --> 00:00:20,080
張成嶺:師父 お粥です

2
00:00:20,080 --> 00:00:21,120
周子舒:ん

3
00:00:24,680 --> 00:00:26,280
温客行:阿絮

4
00:00:26,280 --> 00:00:28,120
あなたの怪我は──

5
00:00:28,120 --> 00:00:29,320
周子舒:ぼちぼちだ

6
00:00:29,640 --> 00:00:30,640
おい

7
00:00:30,760 --> 00:00:32,920
その包子は食わんのか?

8
00:00:36,320 --> 00:00:39,040
(温客行):無駄に心を痛めて
彼を陶器でできた人のように扱ったが

9
00:00:39,040 --> 00:00:40,520
今はむしろ元気だし

10
00:00:40,520 --> 00:00:42,640
毎日明け方に 痛みが去ると

11
00:00:42,640 --> 00:00:44,440
この人は爪を下ろせばすぐ忘れて
(*撂爪就忘=鼠が鼠取りにすぐ引っかかるぐらい記憶力がない、教訓を聞かない)

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00:00:44,440 --> 00:00:46,560
からかったり罵るのは一つも疎かにせず

13
00:00:46,560 --> 00:00:49,400
朝飯だって私と奪い合って食べてる

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00:00:51,280 --> 00:00:54,600
張成嶺:師父……日数(ひかず)を数えたのですが

15
00:00:54,600 --> 00:00:56,880
もうすぐお正月ですよね?
(*过年=旧正月、新年を迎える)

16
00:00:56,880 --> 00:00:57,960
周子舒:ん?

17
00:00:58,900 --> 00:01:00,320
温客行:そう言えばそうだ

18
00:01:00,320 --> 00:01:02,240
以前 龍孝がいた頃は

19
00:01:02,240 --> 00:01:04,680
毎月 山の麓の村民が物資を届けに来ていたが

20
00:01:04,680 --> 00:01:06,120
彼は警戒心が強く

21
00:01:06,120 --> 00:01:09,360
全てこの傀儡を操って 物を
受け取り銭を支払っていた……

22
00:01:10,680 --> 00:01:12,648
あっと言う間に年越しだ

23
00:01:12,648 --> 00:01:14,840
我らもその玩具をちょっと研究して

24
00:01:14,840 --> 00:01:17,440
そいつに年の用意を買い取りに
行かせればいいんじゃない?

25
00:01:17,440 --> 00:01:19,080
張成嶺:それはいいですね!

26
00:01:22,960 --> 00:01:24,640
皆さん食べ終わりましたか

27
00:01:24,640 --> 00:01:28,000
ならば私は 練功に行きますよ──

28
00:01:34,520 --> 00:01:36,440
温客行:あの傀儡どもを見に行く?

29
00:01:36,880 --> 00:01:37,920
周子舒:行くぞ

30
00:01:37,920 --> 00:01:39,080
温客行:ん!

31
00:02:06,960 --> 00:02:09,240
温客行:あらゆる手段を試したが

32
00:02:09,880 --> 00:02:12,320
この傀儡はどうして動かないんだ?

33
00:02:13,320 --> 00:02:16,880
周子舒:この傀儡ども まさか人見知りか

34
00:02:17,160 --> 00:02:19,120
或いは何か合図で駆動するのか?

35
00:02:19,120 --> 00:02:21,720
温客行:まさか阿絮が傀儡語に
精通してるとは思いもよらず

36
00:02:21,720 --> 00:02:24,360
まこと忸怩(じくじ)たる思いだね
(*自愧不如=自分の能力などが及ばず恥じ入る)

37
00:02:24,360 --> 00:02:25,420
周子舒:ならやってみろ

38
00:02:26,120 --> 00:02:29,200
──二人は激論を繰り広げ、各自“クズ”を主題に
四、五個の異名を抱えた

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00:02:29,200 --> 00:02:32,640
温客行:これはきっと荘内に傀儡を制御する
カラクリか何かがあるのでは?

40
00:02:33,280 --> 00:02:35,040
周子舒:もういいだろ

41
00:02:35,240 --> 00:02:36,640
長いこと弄くり回したし

42
00:02:36,640 --> 00:02:38,160
あの小僧ももう練剣が終わる

43
00:02:38,160 --> 00:02:41,480
どうやら村民が山荘の年の用意を
届ける時間にもなりそうだ

44
00:02:41,480 --> 00:02:43,400
人形が行けないなら

45
00:02:43,400 --> 00:02:45,200
人間が行くだけだ……

46
00:02:49,520 --> 00:02:51,200
温客行:何してるの?

47
00:02:53,460 --> 00:02:55,920
周子舒:以前見つけて写しておいた
地図をお前にやる

48
00:02:56,480 --> 00:02:57,720
下山に便利だ

49
00:02:57,720 --> 00:02:58,640
温客行:えっ

50
00:02:59,000 --> 00:03:00,200
周子舒:早く行け

51
00:03:00,200 --> 00:03:02,080
正月を待ってんのか?

52
00:03:35,840 --> 00:03:37,440
張成嶺:師父師父 お茶です

53
00:03:39,320 --> 00:03:41,360
周子舒:正月を迎えるのが そんなに嬉しいか?

54
00:03:41,360 --> 00:03:42,480
張成嶺:うん!

55
00:03:44,440 --> 00:03:46,440
(周子舒):正月か……

56
00:03:53,760 --> 00:03:55,720
張成嶺:前輩!おかえりなさい!

57
00:03:55,720 --> 00:03:56,960
うわぁ

58
00:03:56,960 --> 00:03:58,760
こんなにたくさん!

59
00:03:58,760 --> 00:04:03,240
温客行:麓の村民たちはね いつもはただ
人形が受け取りに来るのを見ていただけだった

60
00:04:03,640 --> 00:04:07,000
今日は私を見るなり なんとまるで……

61
00:04:07,800 --> 00:04:10,800
村民たち:おぉ!生きてるぞ!
血肉がある生きた人だ!

62
00:04:10,800 --> 00:04:12,320
温客行:品物をくださ……

63
00:04:12,320 --> 00:04:13,600
村民たち:神仙の霊験だ!神仙の霊験だ!
 

64
00:04:13,600 --> 00:04:14,120
村民たち:神仙の霊験だ!神仙の霊験だ!
温客行:あぁっ……

65
00:04:14,120 --> 00:04:14,820
村民たち:人形じゃないなら この山の神仙が
ついに天降りなさったのだ!
温客行:あぁっ……

66
00:04:14,820 --> 00:04:17,680
村民たち:人形じゃないなら この山の神仙が
ついに天降りなさったのだ!
 

67
00:04:25,700 --> 00:04:28,680
張成嶺:彼らは前輩を神仙だと思ったのですね

68
00:04:30,000 --> 00:04:31,840
周子舒:今回は行く価値があると言っただろ

69
00:04:31,840 --> 00:04:33,920
人から神仙と拝まれもした

70
00:04:33,920 --> 00:04:36,840
温客行:ならばあなたも次回は
一緒に拝まれに行ってみるのはどうかな──

71
00:04:37,480 --> 00:04:39,960
周子舒:分かったから さっさと片付けろ

72
00:04:39,960 --> 00:04:41,240
さっさと働け

73
00:04:41,240 --> 00:04:42,360
張成嶺:はいな!

74
00:04:43,560 --> 00:04:44,440
お正月だぁ!





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